• 筒美京平

    「1382」
  • ドラマティック・レイン

    ドラマティック・レイン

    今夜のおまえは ふいに長い髪 ほどいて光るアスファルト 二人 佇むああ 都会の夜は ドラマティック車のライトが まるで危険な恋 誘うよもしも このまま 堕ちて行くならああ 男と女 ドラマティックレイン もっと 強く 降り注いでくれ濡れて 二人はレイン もっと 強く 求めてくれ冷えた 躰で雨の音さえ 隠せぬ罪コートの襟を...
  • 飛んでイスタンブール

    飛んでイスタンブール

    いつか忘れていった こんなジタンの空箱(からばこ)ひねりすてるだけで あきらめきれるひとそうよ みんなと同じ ただのものめずらしさであの日しゃれたグラス 目の前にすべらせてくれただけ…おいでイスタンブール うらまないのがルールだから愛したことも ひと踊り風の藻屑飛んでイスタンブール 光る砂漠でロール夜だけの パラダイス...
  • また逢う日まで

    また逢う日まで

    また逢う日まで逢える時まで別れのそのわけは話したくないなぜかさみしいだけなぜかむなしいだけたがいに傷つきすべてをなくすからふたりでドアをしめてふたりで名前消してその時心は何かを話すだろうまた逢う日まで逢える時まであなたは何処にいて何をしてるのそれは知りたくないそれはききたくないたがいに気づかい昨日にもどるからふたりでド...
  • 愛する人はひとり

    愛する人はひとり

    愛はあの日でやめた今はつめたい胸たとえお前が好きといってくれても無駄なのさ愛は一度だけで俺のすべて奪い去った愛する人は一人そうさ一人だけでいいさそんな目をして見ても二度と燃えては愛せない愛せない la la…ひとりふるえて眠るそれが似合いの俺誰を抱いても駄目さ胸はうつろになったから愛は一度だけで俺のすべて奪い去った愛す...
  • たそがれマイ・ラブ

    たそがれマイ・ラブ

    今は夏 そばにあなたの匂いしあわせな夢に おぼれていたけれど夕立が 白い稲妻つれて悲しみ色の 日ぐれにしていったしびれた指 すべり落ちた珈琲カップ 砕け散って私はただ あなたの目を言葉もなく 見つめるだけさだめという いたずらにひきさかれそうな この愛今は冬 そばにあなたはいない石畳白く粉雪が舞い踊るひきさかれ 愛はか...
  • 夏のクラクション

    夏のクラクション

    海沿いのカーブを 君の白いクーペ曲がれば夏も終わる悪いのは僕だよ 優しすぎる女に甘えていたのさ傷口に注ぐ GINのようだね胸がいたい 胸がいたい夏のクラクションBabyもう一度 鳴らしてくれ In My Heart夏のクラクションあの日のように きかせてくれ跡切れた夢を 揺りおこすように海沿いのカーブを 二つの夏過ぎて...
  • 想い出通り

    想い出通り

    恋人は底抜けの顔で街角で楽しんだものよアイビー・ルックの二人づれそこらのして歩いたポップコーンほおばると今もたわいなく笑いたくなるの遠慮を知らないあの若さひと時代まえね恋したことだけ残ってて名前ももう覚えていないけれどもおなじみの街角を行けば口笛で歌いたい気持私もあれからいろいろと変わったでしょうか恋したことだけ残って...
  • セクシャルバイオレット No.1

    セクシャルバイオレット No.1

    うすい生麻に 着換えた女はくびれたラインがなお悲しいねファッション雑誌を膝から落として駆けよる心が たまらないほどフッ・フッ・フッ 色っぽいぜ男と女の長い道程もう俺は迷わないYou make me feel goodSexual Violet, Sexual VioletSexual Violet No.1情熱の朱 哀...
  • 青い炎シンドローム

    青い炎シンドローム

    欲しいものは そこそこあるよ楽しいことだって そこそこなくないけどやりたいことは 本当はなくてそんなセカイを変えたのは 君でした膝をついてしまいそうな 僕には君がいる そばにいる いつでも青い炎シンドロームオトナにはならないメラメラメラメラ ふたりの光乗り越えて しゅっと立ってひとりでは 泣かないメラメラメラメラ君の情...
  • ブルーライト・ヨコハマ

    ブルーライト・ヨコハマ

    街の灯りが とてもきれいねヨコハマ ブルー・ライト・ヨコハマあなたと二人 幸せよいつものように 愛のことばをヨコハマ ブルー・ライト・ヨコハマ私にください あなたから歩いても 歩いても小舟のように わたしはゆれてゆれて あなたの腕の中足音だけが ついて来るのよヨコハマ ブルー・ライト・ヨコハマやさしいくちづけ もういち...
  • 雨のガラス窓

    雨のガラス窓

    雨の中をどこへひとりゆくのあなた僕だけを残して雨の街に消える人よ店のガラス窓を僕は指でぬぐってあの人を見送る 追わないでと云った人よ消えるあなたの後をすぐに追いたいけど今はかなわぬ想い僕はこらえているただひとりで消えるあなたの後を すぐに追いたいけど今はかなわぬ想い僕はこらえているただひとりで雨に煙る街に あなたはもう...
  • わたしの彼は左きき

    わたしの彼は左きき

    小さく投げキッス する時もする時もこちらにおいでと 呼ぶ時も呼ぶ時もいつでもいつでも 彼は左ききあふれる涙を ぬぐうのもぬぐうのもやさしく小指を つなぐのもつなぐのもいつでもいつでも 彼は左ききあなたに合わせて みたいけどわたしは右ききすれ違い 意地悪意地悪なの別れに片手を 振るときも振るときも横眼で時計を 見る時も見...
  • 真夏の出来事

    真夏の出来事

    彼の車にのって真夏の夜を走りつづけた彼の車にのってさいはての町 私は着いた悲しい出来事が 起らないように祈りの気持をこめて 見つめあう二人を朝の冷たい海は 鏡のようにうつしていた朝の冷たい海は 恋の終りを知っていた彼の両手をとってやさしいことば さがしつづけた彼の両手をとって冷たいほほに くちづけうけた悲しい出来事が ...
  • 木綿のハンカチーフ

    木綿のハンカチーフ

    恋人よ ぼくは旅立つ東へと向う列車ではなやいだ街で 君への贈りもの探す 探すつもりだいいえ あなた 私は欲しいものはないのよただ都会の絵の具に染まらないで帰って染まらないで帰って恋人よ 半年が過ぎ逢えないが泣かないでくれ都会で流行りの指輪を送るよ君に君に似合うはずだいいえ 星のダイヤも海に眠る真珠もきっと あなたのキス...
  • さらば恋人

    さらば恋人

    さよならと 書いた手紙テーブルの上に 置いたよあなたの眠る顔みて黙って外へ飛びだしたいつも幸せすぎたのに気づかない 二人だった冷たい風にふかれて夜明けの町を 一人行く悪いのは 僕のほうさ君じゃないゆれてる 汽車の窓から小さく家が 見えたとき思わず胸にさけんだ必ず帰って来るよといつも幸せすぎたのに気づかない 二人だったふ...
  • 17才

    17才

    誰もいない海二人の愛をたしかめたくてあなたの腕を すりぬけてみたの走る水辺のまぶしさ息も出来ないくらい早く 強く つかまえに来て好きなんだもの私は今 生きている青い空の下二人の愛を 抱きしめたくて光の中へ 溶けこんでみたのふたり 鴎になるのよ風は大きいけれど動かないで おねがいだから好きなんだもの私は今 生きているあつ...
  • 木綿のハンカチーフ

    木綿のハンカチーフ

    恋人よ ぼくは旅立つ東へと向う列車ではなやいだ街で 君への贈りもの探す 探すつもりだいいえ あなた 私は欲しいものはないのよただ 都会の絵の具に染まらないで帰って染まらないで帰って恋人よ 半年が過ぎ逢えないが泣かないでくれ都会で流行の 指輪を送るよ君に 君に似合うはずだいいえ 星のダイヤも海に眠る真珠もきっと あなたの...
  • いつまでも旅人

    いつまでも旅人

    履きなれた靴をともだちに男はひとりで旅にでたなにも持たず 長い道を歩いてきたある日 腕時計 巻きすぎてシャツのポケットもほころびで大事にした ものはみんなこぼれてしまったそれでも心は そのときはてしない空に とても似ていた履きなれた靴 ただそれだけでどこまでも歩いていくみあげた空は なにもいわないはてしなく広いだけかわ...
  • さらば恋人

    さらば恋人

    さよならと 書いた手紙テーブルの上に置いたよあなたの眠る顔みて黙って外へ飛びだしたいつも幸せすぎたのに気づかない二人だった冷たい風にふかれて夜明けの町を 一人行く悪いのは 僕のほうさ 君じゃないゆれてる 汽車の窓から小さく家が見えたとき思わず 胸にさけんだ必ず帰って来るよといつも幸せすぎたのに気づかない二人だったふるさ...
  • また逢う日まで

    また逢う日まで

    また逢う日まで逢える時まで別れのそのわけは話したくないなぜかさみしいだけなぜかむなしいだけたがいに傷つきすべてをなくすからふたりでドアをしめてふたりで名前消してその時心は何かを話すだろうまた逢う日まで逢える時まであなたは何処にいて何をしてるのそれは知りたくないそれはききたくないたがいに気づかい昨日にもどるからふたりでド...