• 三木たかし

    「751」
  • セクシーロックンローラー

    セクシーロックンローラー

    ああ からだが熱いああ こころが熱い常識じゃとても とめられない君は君はどうする 俺と燃えるかい涙流して 俺とゆれるかい甘いバラの匂い 肌につけて来いよ罪な思いをしよう 刺激的にやろうアアア アアア アアア アアア髪を乱し 汗を流し 踊り狂え君は天使になれ 俺は悪魔になるああ からだが熱いああ こころが熱い無茶をしてみ...
  • 海ほたる

    海ほたる

    霧笛ひとつ聴けば 別れがひとつふえて昨日にはぐれた 女が鴎なら誰かが言っていた 男は海のほたるおいしい女だけ 追いかけてると時代遅れの 悲しいJAZZはわたしのことを 捨てたり しないけど夜霧よ…馬鹿ね海鳴り聴こえてる 波止場が止まり木なら淋しい背中の 女で終るからわたしの籠の中 暮らせるそんなほたるどこかにいるはずよ...
  • 長すぎた恋人

    長すぎた恋人

    心からあなたが出て行ってくれるならきっと生き方 変えること出来る あしたから住みなれた この街最後のバスに乗ってそうね ぶらっと旅にでも出るわいい人演じるのは疲れるだけよあなたに ふさわしい人とやり直して欲しい長すぎた恋人友だちになれない悲しいけれど追いかけないわ…あなたは あなた若かったあの頃あなたしか見え...
  • 別れの予感

    別れの予感

    泣き出してしまいそう 痛いほど好きだからどこへも行かないで 息を止めてそばにいて身体からこの心 取り出してくれるならあなたに見せたいの この胸の想いを教えて 悲しくなるその理由(わけ)あなたに触れていても 信じることそれだけだから海よりもまだ深く 空よりもまだ青くあなたをこれ以上 愛するなんてわたしには 出来ないもう少...
  • 想いで迷子

    想いで迷子

    愛に溺れて あなたに疲れ生きることにも ため息ついてひとり口紅 ふきとるだけの生き方だけなら 淋しいこんな夜には 少しお酒で泪の相手しましょうそしてぬけがらパジャマあなたのかわりに時はあしたを連れてくるけど過去のどこかで迷子になってる夢のつづきを 誰かに見ても若くないから あしたが恐い綺麗ごとなら 愛するだけで本当は何...
  • 津軽海峡冬景色

    津軽海峡冬景色

    上野発の夜行列車 おりた時から青森駅は雪の中北へ帰る人の群れは 誰も無口で海鳴りだけを きいている私もひとり 連絡船に乗り凍(こご)えそうな鴎見つめ 泣いていましたああ 津軽海峡 冬景色ごらんあれが竜飛(たっぴ)岬 北のはずれと見知らぬ人が 指をさす息でくもる窓のガラスふいてみたけどはるかにかすみ 見えるだけさよならあ...
  • おしどり涙

    おしどり涙

    母の背中に手を合わせ狭い世間に背を向けたこんなあたしで良かったのそっと尋ねた腕の中あなたから あなたから明日という字を教わった春を夢見るおしどりに雪解け早く来い指輪ひとつもねだらない馬鹿な奴だと手を握る惚れたあなたの足跡があたし一人の道標幸せに 幸せに苦労しただけなれるから羽を重ねるおしどりに涙は似合わないあなたから ...
  • 北風の日曜日

    北風の日曜日

    電話のベルが鳴りそうだから何処にも行けない日曜日私の胸に大きく咲いた真赤な色した薔薇の花北風がはこんでくれた恋だから私の両手であたゝめていたいの…電話のベルが鳴りそうだから何処にも行けない日曜日昨夜の夢が気にかかるから何処にも行けない日曜日私の胸に突然咲いた真赤な色した薔薇の花北風が飾ってくれた恋だから私の心であたゝめ...
  • 夢うた

    夢うた

    どこかに淋しい人がいる思い出ばかりが見えていてあしたが見えない人がいる私もたいして違わないそれでもどうにか 生きて来た愛した男が いたからね笑って 眠って 夢をみて 夢をみて…どこかに哀しい人がいる上手くは行かない人生を恨んでばかりの人がいる私もあの頃同じ路暗さにおびえて 生きていたわずかなぬくもり あてにして泪で 眠...
  • Good-bye あばよ

    Good-bye あばよ

    楽しかった ふたりの恋に最後の乾杯 お酒であばよ忘れないわ あなたのことは元気をだしてよ男だったら「女と男 夢が終われば悲しいくらい他人になるの」それも恋 あれも恋 みんな人生友達でいたいけど 笑ってあばよ二年少し ふたりの暮らし綺麗にさよなら お酒であばよ心配なの あなたのことが思い出なんかは窓からすてて「女と男 知...
  • 酔ったほうが勝ち

    酔ったほうが勝ち

    先に帰ればいいじゃない無理につきあうくらいなら先に帰ればいいじゃないべつにとめたりしないから今日は変だよおかしいよ今日はちがうわあやしいわ恋とお酒はどこかよく似てるはじめ恐々やがてずるずる酔ったほうが勝ち酔ったほうが勝ち AH AH AH AHひとつ聞きたいことがあるひとつ言いたいことがある帰っていいの? 帰っていいの...
  • あなたにあげる

    あなたにあげる

    幼なごころに いとしい人の胸に抱かれる 夢みて泣いたいやよ いや いや子供じゃないわ可愛いだけの 恋なんてあなたにあげる 私をあげるあゝあなたの 私になりたいの長い黒髪 とかれて散って膝で甘える その日を待つの嘘よ! 嘘 嘘指さえ触れぬきれいなだけの 恋なんてあなたにあげる 私をあげるあゝあなたの 私になりたいの好きに...
  • ダブルゲーム

    ダブルゲーム

    ゆきずりで 少し優しさで恋をしかけてた つもりならこれ以上 好きになることはきっと悲しくなるだけあなたの心 ちがう誰かとダブルゲームをしている逢いたくて 逢いたくない涙よりもっと 可哀想お別れを もしも 選んだらあなたの声も 聴けない恋人のふりをしていたらきっとあしたまで欲しがって抱かれたら私 駄目になりきき訳さえもな...
  • 時代屋の女房

    時代屋の女房

    時代を売るから 時代屋とどこかの誰かが 言っていた売ってください わたしにもあなたの心の 炎までふれもせで色は匂へど 散りぬるを花に嵐の その中をふわりふわふわ ゆらゆらりゆらりゆらゆら ふわふわり陽炎みたいな このわたしだから抱きしめて あなた時代を買うから 時代屋とどこかの誰かが ささやいた買ってください わたしか...
  • 涙が迎えに来てるから

    涙が迎えに来てるから

    あなたの情愛だけで身体を包めたら心がこんなにも寒くふるえない抱かれているときも本当は淋しくて拒めば その背中冷たい壁になる夢は悲しい生き物 ちがう匂いが好きなら寝たふりをしてるからそっと出て行って別れを延してもあしたがないのなら二人が可哀想(かわいそう)涙がそこまで迎えに来てるからあなたの爪までも嫌いになる前に上手な幕...
  • 鳩

    冷たくされて 今は飽きられあなたのことを恨めば淋しい女性 どこにもいると人は笑うだけ傷つくことが 愛だと知ってすべてを水に逃がせば死にたいなんて 愚かなことときっと解るはずあなたの青空を 飛んでた一羽の鳩が いたよと胸の奥に いいきかせて慕情をたちきればいつか そうね いい日も来る黄昏の この裏窓に心走らせ 髪を乱して...
  • 母ひとり

    母ひとり

    苦労した 母の手のひら我が子らの 為だけに生きて倖せと聞けば 倖せだよと小さく うなずく 微笑(ほほえみ)いつまでも いつまでも 母ひとりいつまでも いつまでも 母ひとり髪を梳(す)く 指の細さよ愛おしく こみあげる涙長生きをしてね 杖をついても想い出 訪ねて 歩こういつまでも いつまでも 母ひとりいつまでも いつまで...
  • あいあい傘

    あいあい傘

    壁に描いたいたずら書きあいあい傘の 下に並ぶ 金釘文字二人の名前 忘れはしませんあなたはあの時に私のことを 好きじゃないとにらみつけたのよそれでも 許してあげるわ 二人は傘の中今はこんなに 好きといって くれるからにわか雨は はげし過ぎるお寄りなさいな私とても おませだったあなたのことが 好きで好きで本気だった おさな...
  • 漁火挽歌

    漁火挽歌

    波が鳴くのか 海が鳴るこころのなかも 闇になる惚れた挙句の 幕切れは岬がくれの 旅の宿漁火ちらり ちらり ちらり涙がほろり ほろり ほろり愛しつづけて いたいのにあなたは過去の人になる 人になる舟は流れる 波に揺れ人はさだめに 流される抱いて下さい もう少し明日の別れを 忘れたい漁火ちらり ちらり ちらり未練がほろり ...
  • 十九の純情

    十九の純情

    頬をそめたのは あなたのせいなのゆうべを思えば はじらう私よ指にきざまれた 愛の傷あとをそっとつつんだ 白いハンカチ誰にもいえない いえないわ十九の純情髪をあげたのは あなたのためなの綺麗に咲くのも あなたのためなの愛のしるしだと ふれたくちびるに今朝は口紅 さしてみました誰にも見せない 見せないわ十九の純情たとえこの...