三木たかし
「751」カサブランカ・グッバイ
私はいつも あなたに言った別れ話は みっともないわただ黙って カサブランカ置いて行ってね ドアの前カサブランカ・グッバイ別れたい気持ち 白い花にカサブランカ・グッバイしゃべらないのが 大人の別れ俺はタバコに また火をつけてお前の部屋を 見上げて揺れる腕に抱いた カサブランカ置くに置けない 男のずるさカサブランカ・グッバ...時の流れに身をまかせ
(テレサ)もしも あなたと逢えずにいたらわたしは何を してたでしょうか(五木)平凡だけど 誰かを愛し普通の暮らし してたでしょうか(二人)時の流れに 身をまかせあなたの色に 染められ(五木)一度の人生それさえ(テレサ)捨てることもかまわない(二人)だから お願い そばに置いてねいまは あなたしか 愛せない(テレサ)もし...愛の言葉よりくちづけを
ブーゲンビリア 咲き乱れてその向こうは 海ばかりそっと肩を 抱いてくれるバンダナが 似合う子若すぎる 十七の黒い瞳が私の心を まどわせる昨日まで耐えてきた 哀しみをどうぞ 忘れさせてねどうして知ってるの 恋の手くだ私にはわかる 可愛いわ笑う声が どこか淋しいメランコリー なのですか君も愛に 傷ついたのね答えなくて いい...想い出のセンチメンタル・シティ
もうここで別れようとあのひとがいったもう少し歩いてよと私がいったベージュ色した枯れ葉が舞う赤いコートのひとが通るそうね 季節が秋になったのね心細いと思ったらぼくらはあまりに若過ぎただからこんなに傷ついたポツンと話すあのひとに霧が降る 霧が降る センチメンタル・シティイもうここで別れようとあのひとがいったもう少し歩いてよ...