曲名
アーティスト
作詞者
作曲者
編曲者
なかにし礼
「636」
別れの朝
フランク永井
なかにし礼
ウッド・ユルゲンス
近藤進
別れの朝 ふたりはさめた紅茶 のみほしさようならの くちづけわらいながら 交わした別れの朝 ふたりは白いドアを 開いて駅につづく 小径を何も言わず 歩いた言わないで なぐさめは涙をさそうから触れないで この指に心が乱れるからやがて汽車は 出てゆき一人残る 私はちぎれるほど 手をふりあなたの目を 見ていた言わないで なぐ...
生まれなかった子供への手紙
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
羽田健太郎
あの時お前が生まれてたら今頃十八 娘ざかり春の風に長い髪をなびかせながらぼくと腕を組んで街を歩けたろうにとりかえしのつかぬ過ち女の子と知って泣いたよままごと遊びの夫婦だった子供が出来ても産めなかった三日四日話しあって喧嘩までして川の土手を歩きながら心決めたが思いのほか傷が深くてひびが入り愛もこわれたお前は生まれて来なか...
運命密売人
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
羽田健太郎
答えが出ました 不幸せなお嬢さんこの家を出たらすぐ 右に曲がりなさい素敵な男に めぐり逢うでしょう視線があっても 笑ってはいけませんありがとうお婆さん 言う通りするわそれから私はどうなるの答えが出ました 不幸せなお嬢さんその人の誘惑に 身をまかせなさい男の匂いに むせかえりながら生まれて初めて 幸せになれるでしょうあり...
老いぼれドラマー
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
羽田健太郎
君のリズムは古くさいよとバンド仲間は嘲笑うけど年齢(とし)はとってもジャズが生甲斐俺は場末の老いぼれドラマー黒いメガネにあご鬚つけてかぶるかつらはカーリーヘアー上はTシャツ下はGパンちょいと見た目はヤングなドラマー仕事がはねりゃ 家路を急ぐ電話ボックスにかくれて衣装の早替りメガネ かつら ヒゲをはずせばだぶついたお腹 ...
仮面舞踏会
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
萩田光雄
お前の顔は 見あきたしお前の声も 聞きあきたお前の躰 抱きあきたどうすりゃ愛が よみがえるそうだこうしようたまに二人で踊ろうかちゃんとお洒落して顔に仮面(マスク)をつけて仮面舞踏会の男と女のようにうん 名前はなんていうのうん 好きな人は今いるのたまらない腰の線踊りもイカすよ好きになりそな気がするよ好きになりそな気がする...
最後の晩餐
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
羽田健太郎
最後のデイトは食事だけよ私は明日お嫁にゆくあなたを離れて愛することの淋しさ 日に日につのるからはるかな年上のあなたの すべてが珍らしかったありがとう 今日までの素晴らしいお祭りを ありがとうあなたと結婚できたらいいと毎晩夢見ていたけれど私があずけた魂をあなたは受け取ってくれなかった最後の食事はしめりがちね私は明日お嫁に...
商売やめた!
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
羽田健太郎
船が港に 着いた夜は街に立つ女には 書き入れ時なのミンクを襟に ふわりと巻いてタバコ持つ指先で 男を誘うそこの小粋な マドロスさんよ遊びませんか 私とひと晩寝ると すぐに男に惚れる癖 悪い癖台詞(せりふ)はひとつ……商売やめた男はどんな醜男でも可愛いとこが あるものさ愛する男の 両手に抱かれて夢みる恋が 生き甲斐お茶も...
白い靴
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
萩田光雄
あいつは髪の毛 振り乱し涙をいっぱい 目にためて棄てたら死ぬわと 言いながら両手で背広に すがりつくその手を無理矢理 ほどいて逃げだすぼく真昼の路上を 突然駆けだすぼく人波かきわけ 小石につまずくぼく泥棒みたいに 走って汗かくぼくなんという別れ方あいつはスカート ハイヒール追いつくはずなどないけれど時々うしろを振りむけ...
時には娼婦のように
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
萩田光雄
時には娼婦のように 淫らな女になりな真赤な口紅つけて 黒い靴下をはいて大きく脚をひろげて 片眼をつぶってみせな人さし指で手まねき 私を誘っておくれバカバカしい人生よりバカバカしいひとときが うれしい ム…ム…時には娼婦のように たっぷり汗を流しな愛する私のために 悲しむ私のために時には娼婦のように 下品な女になりな素敵...
猫につけた鈴の音
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
萩田光雄
あなたの子供ができたと君は言ったきびしい冗談よせよとぼくは言った愛しあうことになんで子供など 要るものかその一言で出て行った君のうしろ姿 君の置き土産猫が一匹その猫のお腹に子供ができてのたりのたりと 目の前を歩くむし暑い 夏の昼下りこっちへおいで 猫よ鈴をつけてあげようおめでとう おめでとう おめでとうあなたの子供がほ...
ハルピン一九四五年
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
萩田光雄
あの日から ハルピンは消えたあの日から 満州も消えた幾年(いくとせ) 時はうつれど忘れ得ぬ 幻のふるさとよ私の死に場所は あの街だろう私が眠るのも あの地(つち)だろう青空に抱かれて キラキラと輝く白い街ハルピン 幼い夢のあと街に流れる ロシアの匂い広場の花壇に 咲く花リラよ辻馬車が行くよ蹄(ひづめ)を鳴らしてキタイス...
復讐の紅いバラ
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
羽田健太郎
鏡を見て 自分を見て考えなさいと 言いたそうにこの私を 好きだなんて冗談でしょうと あいつは言う大きな目と 高い鼻白い歯と 紅い口バカにした笑い声この女の 鼻っ柱をへし折らないでは すますものかいつの日か この俺の足許に ひざまずき泣きすがる時がくる復讐だ 復讐だ美しいから許せない真紅なバラを 女の家へ毎日おくり 毎日...
兵士の別れ
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
羽田健太郎
別れの涙は見たくない特にお前の泣き顔は微笑むような寝顔を見ながら 俺は身を起こす「さよなら」たった一言を紙切れに走り書きをしてお前の枕元にそっと置いてドアを閉じるのさセ・フィニ 幸せの最中(さなか)に別れた方が恋は美しいセ・フィニ さよなら街はまだ眠っている霧は足元から晴れてゆく教会の白い十字架が朝日をうけて キラリと...
帆のない小舟
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
川口真
星のない暗い海に船出した 帆のない小舟あてもなく 波間に揺れて悲しみの 歌のまにまにゆらり ゆらゆら ゆらりゆらり ゆらゆら ゆらりある時は嵐に泣いて友を呼ぶ 帆のない小舟傷つき さまよいつかれて悲しみの 歌のまにまにゆらり ゆらゆら ゆらりゆらり ゆらゆら ゆらりこの世のほかの世界を夢にみる 帆のない小舟いくたびも ...
魔女に乾杯
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
羽田健太郎
モナリザみたいな顔をしてカマキリみたいな恋をする愛してもらって楽しんで終れば男を喰い殺すお前に触れるとダメになる男はたちまち破滅するお前は幸せしゃぶるだけ決して男を愛さない知ってながらなんで離れられないのか分からないお前の魅力に勝てないお前は魔女 お前は魔女女は誰でも美しい魔女魔女 魔女 魔女お前の嬉しげな 笑顔が見た...
マッチ箱の火事
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
萩田光雄
俺が他の女と 一緒にいるところをお前に見られた あの時ほどおどろいた事はないね荒れた女同士の 喧嘩を俺は見てたベッドでタバコに 火をつけて煙をはきながら水をかけるわけにもいかないし裸で逃げるわけにもいかず火事なら燃えるとこまで 燃えちまえ俺はうそぶいた たかがマッチ箱の火事さマッチ箱の火事さマッチ箱の火事さ私とこの女と...
真夜中の自画像
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
羽田健太郎
真夜中にひとり絵をかく自分の顔の絵をかくどことなく似てる悪魔になおせばさらに似てくる誰にも見せないこれが俺の顔さ恋人よお前も見たら石になるぞ真夜中にひとり絵をかく醜い顔の絵をかく諦めそこないの蛇口から落ちる水滴の音を聞きながら風吹けば風がうるさい恋すりゃ恋がうるさい悲しみよ何故にお前は静かに眠ってくれない涙のかわりに俺...
私の中の私
なかにし礼
なかにし礼
なかにし礼
羽田健太郎
あゝ なんて退屈なのあゝ とてもやりきれないねぇ これが結婚なの同じ顔 同じ声 つくづく厭(あ)きたわねぇ 私浮気したのそう ちょっと魔がさしたのそう 彼のお友達と土曜日の昼下り ホテルで落ちあって久方ぶりに激しく燃えて うん 愛されて幸せすぎて私はわれを うん 忘れたわちょっぴり心は痛むけどねぇ だけど不思議なのよそ...
愛のさざなみ
由紀さおり
なかにし礼
浜口庫之助
坂本昌之
この世に神様が 本当にいるならあなたに抱かれて 私は死にたいああ湖に 小舟がただひとつやさしくやさしく くちづけしてねくり返すくり返す さざ波のようにあなたが私を きらいになったら静かに静かに いなくなってほしいああ湖に 小舟がただひとつ別れを思うと 涙があふれるくり返すくり返す さざ波のようにどんなに遠くに 離れてい...
君は心の妻だから
細川たかし
なかにし礼
鶴岡雅義
竜崎孝路
愛しながらも 運命に敗けて別れたけれど 心はひとつぼくの小指を 口にくわえて涙ぐんでた 君よああ今でも 愛している君は心の 妻だからめぐり逢えたら はなしはしない二人といない やさしい人よ君のうなじの あのぬくもりが忘れられない 今日もああ思えば 涙が出る君は心の 妻だから強く生きるよ 生きてることがいつかは君に 幸せ...
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