なかにし礼
「636」エメラルドの伝説
湖に 君は身を投げた花のしずくが 落ちるように湖は 色を変えたのさ君の瞳の エメラルド遠い日の 君の幻を追いかけても 空しい逢いたい 君に逢いたい緑の瞳に 僕は魅せられた湖に 僕はひざまずき緑の水に 口づける遠い日の 君の幻を追いかけても 空しい逢いたい 君に逢いたい緑の瞳に 僕は魅せられた湖に 僕はひざまずき緑の水に...人形の家
顔も見たくない程あなたに嫌われるなんてとても信じられない愛が消えたいまもほこりにまみれた 人形みたい愛されて 捨てられて忘れられた 部屋のかたすみ私はあなたに 命をあずけたあれはかりそめの恋心のたわむれだなんてなぜか思いたくない胸がいたみすぎてほこりにまみれた 人形みたい待ちわびて 待ちわびて泣きぬれる 部屋のかたすみ...恋のフーガ
追いかけて 追いかけてすがりつきたいのあの人が消えてゆく 雨の曲り角幸せも 想い出も水に流したの小窓打つ雨の音 ほほぬらす涙はじめから 結ばれない約束のあなたと私つかのまの たわむれとみんな あきらめて泣きながら はずしたの真珠の指輪をはじめから 結ばれない約束のあなたと私かえらない 面影を胸に抱きしめてくちづけをして...百花繚乱!アッパレ!ジパング!
酒代ははずむから 車屋さんよひとっ走り神田まで やっとくれ!万が一にも見逃したら浅草の姐(あね)さんの名がすたる日本橋 角力(すもう)取(と)り歌舞伎に花魁(おいらん) 花火は両国数えたらキリないが江戸の自慢は祭りだよわんわんわんさか人の波ソイヤソイヤソイヤソイヤ山車(だし)が来る善男善女(ぜんなんぜんにょ)は大はしゃ...花の時・愛の時 feat. 前川清
君が部屋を出たあとぼくはじっと動かないあたりにただよう君の残り香を胸に吸い込み酔いしれる君の弾いたギターの細い弦は切れたまま読みかけの本は投げだされたままそんなすべてがいとしい時には花のやさしさでつつんでみたいと思う時には愛のはげしさで泣かせてみたいと思うまた逢えるのに今すぐに逢いたくて切なくなる海の底で二人貝になりた...