• 後藤次利

    「494」
  • グッドバイ・ジェラシー

    グッドバイ・ジェラシー

    ジェラシーだけがなぜ 遠くでつきまとうかげろうの中 この街はカモメの歌声も なびかず歩いてた風が涙を ぬぐってくれた西へと向かう船の中で恋をしたのそれはかなわぬ恋の夢だったグッドバイ・ジェラシー 片想い潮の流れに あきらめ気分でグッドバイ・ジェラシー ひとりごと潮風の中 さよならジェラシーグッドバイ・ジェラシー虹の港に...
  • ファイナル トライ

    季節がクルクルと 変わっちまっておまけにチックタックと 時刻(とき)も過ぎてく季節がクルクルと 転がり続けるおまけにチックタックと 時刻は流れたあの頃と呼ぶじゃ 早過ぎるぜ昨日と呼ぶには やけに遠く (ここらで掴まるか?)群れから離れていく 痩せた道化師つくり笑い浮かべながら ただとぼとぼ当て所無(どな)くところが時刻...
  • マーマレードの黄昏

    夕闇せまるテニスコートであの娘のことを打ちあける私の心 試すように ずるい人ネあなたは いつも尖っていたし私は少し 怯(ひる)んでた恋のゲームを楽しむのも疲れたころ白いキャンバス 汚すような青春は意地悪だネ心と身体 切り離して愛しあう恋をしようかクールだネ あなたらしいセリフ愛とちがう この関係は恋とちがう 何か足りな...
  • 歴史的に乙女は

    Shyな彼がステキね今度そばに行こうよまずはプラン キッカケから軽くツンとすまして髪をなでる仕草で気品高く見せておくわつい無邪気に気を引きたくなるの乙女ね爪をといで 1m50cmまでチラチラと無視をされたりしたり目のすぐ前 おいしそうなつぶらな瞳感じ合う時が一番人のものと知ったらよけい欲しくなるのが歴史的な乙女心すぐ電...
  • 今日から始めよう

    (男女)今日から始めよう(女)最後の恋にしよう(男女)今日から始めよう(女)あふれるこの想い(女)伝えたい あなたに(男)伝えたい 君に(男女)今 2人 素直に Sing a love song(女)100の言葉でも 気持ちは かたちにできなくて(女)甘く切ない ハ-トは いつでも もどかしい(男)そっと 見つめ合って...
  • 悲しみをふっとばせ

    風に吹かれているだけで答えは見つかるかいよせよ 古い諺(ことわざ)だろう苦しまぎれの捨て台詞 ポーズでごまかすのかよせよ 誰に教えられたんだ よせよツイてないなんて いうなよ悪いことばかりじゃないよ失なうものさえ 手にしちゃいないさまだ 空っぽなのさ悲しみをぶっとばせ 暴れてみるか気がすむまで 痛みに耐えて悲しみをぶっ...
  • 哀しみの防波堤で

    夜明けに街を出たのに 渋滞していた海岸線遠くの県のナンバー 並んだ分だけ夏が近いのね目印のG.S. 曲がったあたりで2人 あの頃は いつも窓を開けて 顔を出してはオン・ショア オフ・ショア 風を読んでいたなぜ もう一度 海へ連れて行ってと 強く言えなかったのでしょう過ぎて行く季節に 取り残されて1人きり 恋の終わり 哀...
  • カーペンターズをもう一度

    木々の緑の中を 自転車で走る淡い陽射したちを 後部席に乗せ……土の匂いの風に 向かってくようにシャツのその背中を 膨らませた大人でいることに 疲れた時小さい頃に来た 森へ舞い戻るカーペンターズを もう一度聴きたいあの頃みたいに 澄んだ心のままもやもやとしていた 何かが晴れるわ 今コンクリートの街は 土が見えなくて堅いア...
  • 君は青空に似ている

    助手席の開けた窓潮風が近くなる岬に続く道走るシトロエンこの恋が終わるなら今日までの思い出は出逢ったあの場所の幻でいい「君は青空に似ている」 とあなた いつも 言ってた心の向うまで愛が見渡せる「君は青空に似ている」と腕の中に抱かれて自由を求め合い雨雲を忘れてた旧式のラジオから流れてた天気予報ノイズと交代に事実を伝える変わ...
  • 誰でもいいはずないじゃない

    ヤバイくらい 飲んでる何か 忘れたいのね泣きそな唇 見てられない…私で良けりゃ聞くわよく見かける顔だし人生少しは先輩だし白か黒かを 決めたがってる胸の開いているドレスのチュチュに合わせすぎ…誰でもいいからなんて 口ぐせ女が言ったら おしまい誰でもいいはずないじゃないのよあなたに一番 合う人必ず…いるわラストのお酒 今夜...
  • ひとりぼっちのBirthday

    窓にイニシャルなぞる 音のない世界街の灯りにじむ あなたはもう来ない欠けたふたりのグラス 少しそのままに鳴らない電話さえ 近くに置いておくのよ悲しいわけじゃない うぬぼれないでね思い出捨てる勇気 足りない それだけ雨が降ってきたの ひとりぼっちのBirthday何もないこの部屋で 泣いてなんかないそっとキャンドル消すわ...
  • 香林坊節

    (セリフ)「日本全国の皆さん さあさ 御一緒に! 香林坊節」会社に勤めて ん十年晴れの日 雨の日 あるけれど心はいつでも 青い空俺たちゃ 縁の下 サラリーマン仕事でミスした こともある出世に悩んだこともあるどんなに苦しい坂道も登れぬ坂など ありゃしないどうせ 飲むなら 旨い酒を飲もうよ部下も上司も 酔えば ただの飲んべ...
  • 二回目のキス~Deuxlemes blsoux~

    いつでもどこでもとんでゆきたいのよあなたへのアクセルふんで裏道をとばして赤くなるシグナル気持ちだけさきまわりしてあの夜にふいうちなキスされて現実と夢のすきまゆれてそう これからたしかめにゆくのよ だからKISS わたしに二回目のキスをしてKISS 短い夢からさめるよにそう ねむってたすべてがめざめてく世界で一番やさしい...
  • 雪華模様

    淡い街灯音をなくした街は ひと色の水彩の中言えない思い 隠したミトン白いためいきでひとり暖めていつの日からなの あなたを追う目が臆病なの 変わっていたのあなたが好きです後ろ姿のフードの中 白く舞い降りてく誰より好きです それは言えずにひとりきりの涙もしもあなたが振り向いたなら逃げ出してしまう きっと私はけれど過ぎゆく人...