• 三木たかし

    「751」
  • 愛人

    愛人

    あなたが好きだから それでいいのよたとえ一緒に 街を 歩けなくてもこの部屋にいつも 帰ってくれたらわたしは待つ身の 女でいいの尽くして 泣きぬれて そして愛されて時がふたりを 離さぬように見つめて 寄りそって そして抱きしめてこのまま あなたの胸で暮らしたいめぐり逢い少しだけ 遅いだけなの何も言わずいてね わかっている...
  • スキャンダル

    スキャンダル

    あなたの背広の移り香はきっとどこかの綺麗な人でしょう三茶 下北 それとも 吉祥寺子供のように はしゃいでいたのねスキャンダルなら 男の勲章迷子にならずに 帰ってきてねお酒もいいの 噂もいいの私のことを忘れていないならあなたの好みのお相手は髪を肩まで伸ばした人でしょう恵比寿 十番 それとも 西麻布夢人みたいに 時間を忘れ...
  • つぐない

    つぐない

    窓に西陽が あたる部屋はいつもあなたの 匂いがするわひとり暮らせば 想い出すから壁の傷も 残したまま おいてゆくわ愛をつぐなえば 別れになるけどこんな女でも 忘れないでね優しすぎたの あなた子供みたいな あなたあすは他人同志になるけれど心残りは あなたのこと少し煙草も ひかえめにして過去に縛られ 暮らすことよりわたしよ...
  • 時の流れに身をまかせ

    時の流れに身をまかせ

    もしも あなたと逢えずにいたらわたしは何を してたでしょうか平凡だけど 誰かを愛し普通の暮し してたでしょうか時の流れに 身をまかせあなたの色に 染められ一度の人生それさえ 捨てることもかまわないだから お願い そばに置いてねいまは あなたしか 愛せないもしも あなたに嫌われたなら明日(あした)という日 失してしまうわ...
  • 冬のひまわり

    冬のひまわり

    冬に咲かない ひまわりの花きっと かなわぬ 恋を見すぎていたくもり空なら グレーのコートそれが私に 似合っているけれどもういまは 愛がないこの手のひらの中陽だまりのかけらさえ 何も残さず冬のひまわり冬に咲かせる 花があるならそれは 帰らぬ 想い出のかた隅いつかあなたの そばで住めると心弾ませ 夢を見てたけどもうここに ...
  • まわり道

    まわり道

    桜の花のような小雪がふりかかるお前のおくれ髪(げ)をこの手で なでつけるまわり道を したけれどめぐり逢えたら いいさ いいさ遅れてやって来た二人の春に 乾杯を あ…川辺で子供たちが無邪気に遊んでるお前はそれを見てかすかに 涙ぐむまわり道を したけれど夢が叶えば いいさ いいさ苦労の分だけはお前もなれよ 幸せに あ…まわ...
  • そして出逢い

    そして出逢い

    ひとり泣かせて そっとしておいてサヨナラのひとことを 告げにあなたの前に来たの恋が終って みんな失(な)くなって陽だまりに悲しみが 影を落しています確か此処でした 雨の日の小さな出逢い男ものの傘 差し出したあなたです忘れましたかあゝお願いあなたまで 泣いて欲しくありません愛はたとえ離れても 胸に宿るものですひとり泣かせ...
  • 空はこんなに青い

    空はこんなに青い

    人の眼も恐れずに 倖せに酔いながら眼を閉じた昼下がり 今はもう帰らないあなた私は 間違っていました愛はいつでも 与えられるものとどうぞ許して 遅すぎるでしょうか出来るならあの胸に もう一度泣いていることが 恥かしいくらい気がつくと 空はこんなに青い何事もないように 花の咲く春が来てつきまとう幻を 泣きながら抱きしめるあ...
  • すてきな雨の日

    すてきな雨の日

    水溜りをさけながら君は少し遅れて僕について来たね濡れて剥がれたポスターはいつか見に行った映画だったね青い歩道橋の上で君は「さよなら」と小さく言って消えて行ったねなんて なんてすてきな雨の日君が一番 きれいだった雨の日なんて なんてすてきな雨の日僕が一番 悲しかった雨の日雨上がりの夕日にはどこか心ゆする色がとけているね白...
  • 愛人

    愛人

    あなたが好きだから それでいいのよたとえ一緒に街を 歩けなくてもこの部屋にいつも 帰ってくれたらわたしは待つ身の 女でいいの尽して 泣きぬれて そして愛されて時がふたりを 離さぬように見つめて 寄りそって そしてだきしめてこのまま あなたの胸で暮らしたいめぐり逢い少しだけ 遅いだけなの何も言わずいてね わかっているわ心...
  • 時の流れに身をまかせ

    時の流れに身をまかせ

    もしも あなたと逢えずにいたらわたしは何を してたでしょうか平凡だけど 誰かを愛し普通の暮らし してたでしょうか時の流れに 身をまかせあなたの色に 染められ一度の人生それさえ 捨てることもかまわないだから お願い そばに置いてねいまは あなたしか 愛せないもしも あなたに嫌われたなら明日(あした)という日 失くしてしま...
  • 愛人

    愛人

    あなたが好きだから それでいいのよたとえ一緒に街を 歩けなくてもこの部屋にいつも 帰ってくれたらわたしは待つ身の 女でいいの尽して 泣きぬれて そして愛されて時がふたりを 離さぬように見つめて 寄りそって そしてだきしめてこのまま あなたの胸で暮らしたいめぐり逢い少しだけ 遅いだけなの何も言わずいてね わかっているわ心...
  • 津軽海峡・冬景色

    津軽海峡・冬景色

    上野発の夜行列車 おりた時から青森駅は 雪の中北へ帰る人の群れは 誰も無口で海鳴りだけを きいている私もひとり 連絡船に乗りこごえそうな鴎見つめ 泣いていましたああ 津軽海峡・冬景色ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと見知らぬ人が 指をさす息でくもる窓のガラス ふいてみたけどはるかにかすみ 見えるだけさよならあなた 私は帰...
  • 心の瞳(独唱)

    心の瞳(独唱)

    心の瞳で 君をみつめれば愛すること それがどんなことだか わかりかけてきた言葉で言えない 胸の温かさ遠まわりをしてた 人生だけど君だけが いまでは愛のすべて 時の歩みいつもそばでわかち合えるたとえ明日が少しずつ みえてきてもそれは生きてきた足跡があるからさいつか若さを失くしても心だけは決して変わらない絆で結ばれてる夢の...
  • つぐない

    つぐない

    窓に西陽があたる部屋はいつものあなたの 匂いがするわひとり暮らせば 想い出すから壁の傷も 残したまま おいてゆくわ愛をつぐなえば 別れになるけどこんな女でも 忘れないでね優しすぎたの あなた子供みたいな あなた明日は他人同士になるけれど心残りは あなたのこと少し煙草も ひかえめにして過去に縛られ 暮らすことよりわたしよ...
  • 愛しいひとよ(デュエット:深尾桜)

    愛しいひとよ(デュエット:深尾桜)

    ことば少いひとは愛があふれているとあの日気づいていたらきっと違ってた思い返せばいつもにがいあやまちばかりとても大事なものを失っていたようだわが青春の日々を心に並べふたたび飾ることが出来るのならばいとしいひとに いとしいひとに微笑みを浮かべて会いに行くだろうそれがどんなに重いそれがどんなに強い愛であったか ついに知らず生...
  • 恋すみれ

    恋すみれ

    胸を ゆするこのいとしさ寒い 夜の さよなら…あなた 送るちらちら雪曇り 窓の 花びら女は 愛を 残されてどんな 生き方 すればいいの冬ごころ 暖めて 恋すみれ 育てながら息を ひそめ愛しあった二人 だけの さよなら…夢のような春夏秋すごした罪 受けつつ女は 夢を 残されてどんな 眠りに つけばいいの冬ごころ 暖めて ...
  • しばらくあなた

    しばらくあなた

    しばらくあなた ごきげんよう変りもなくて よかったわ昔の軽さがなくなって渋味が増して来たようね一年 二年 三年と月日が二人をこう変えたワインはやはり白かしら煙草もやはり細巻きね覚えているのが しゃくだけど惚れてた時もあったから一年 二年 三年の月日も消せないものがあるそれでは あなた さようならたまには顔を見せに来て今...
  • 津軽海峡・冬景色

    津軽海峡・冬景色

    上野発の夜行列車 おりた時から青森駅は雪の中北へ帰る人の群れは 誰も無口で海鳴りだけをきいている私もひとり 連絡船に乗りこごえそうな鴎見つめ泣いていましたああ 津軽海峡冬景色ごらんあれが竜飛(たっぴ)岬 北のはずれと見知らぬ人が指をさす息でくもる窓のガラスふいてみたけどはるかにかすみ見えるだけさよならあなた 私は帰りま...
  • しょっぱいね

    しょっぱいね

    真夜中ふいに 懐かしい声元気でいるかと あなたが笑う泣いて別れた 気まずい夜を吹き消すみたいな 明るさで幸せですと 嘘をつく「俺もそうさ」と 嘘を言うお互い様の 強がりしょっぱいね しょっぱいね男と女は しょっぱいねしょっぱいね しょっぱいね惚れてる分だけ しょっぱいね忘れた頃が 一番つらい優しくされたら グラつくじゃ...