• 三木たかし

    「751」
  • 春風の郵便屋さん

    春風の郵便屋さん

    春風の郵便屋さん とどけてねすみれの切手 はったからアップル村から プリンの町へ町のあの子に とどけてねはじめまして ハウドゥユードゥーそれからあれから そのねのねのねタンポポ娘が 恋をしてタマネギむいて 泣いてたわ ルンルンルン~春風の郵便屋さん つたえてね春風の郵便屋さん とどけてねぶどうのインクで かいたからアス...
  • 昔、むかしは…

    昔、むかしは…

    昔むかしは アヒルだって昔むかしは 空を飛べただから お池に映した青空を綿雲みたいに 浮んでるBlue Sky woo Blue Sky BlueBlue Blue Blue Blue 空を飛べた昔むかしは アヒルだって昔むかしは 空を飛べた 空を飛べた昔むかしは ピアノだって昔むかしは 空を飛べただから ドレミの階段...
  • めだかの兄妹

    めだかの兄妹

    すずめの兄妹が 電線で大きくなったら 何になる大きくなったら タカになる大きくなったら ペンギンにチュンチュン チュンチュン チュンチュン チュンチュンチュンチュン チュンチュン チュンチュン チュンチュンだけど 大きくなってもすずめはすずめ チュンチュン子猫の兄妹が 陽だまりで大きくなったら 何になる大きくなったら ...
  • もしも明日が…。

    もしも明日が…。

    もしも あしたが晴れならば愛する人よ あの場所でもしも あしたが雨ならば愛する人よ そばにいて今日の日よ さようなら夢で逢いましょうそして 心の窓辺に灯ともしましょうもしも あしたが風ならば愛する人よ 呼びにきてもしも 季節が変ったら愛する人よ あの歌をもしも 手紙を書いたなら愛する人よ 逢いにきて今日の日を 想い出に...
  • 野菜の詩

    野菜の詩

    みずみずしいから レタスちゃんはずかしがりやで 人参ちゃん涙もろくて 玉ねぎちゃんちょっぴり太目で 大根ちゃん髪がサラサラ サーラサラ髪がサラサラ サーラサラ君のあだ名は トウモロコシちゃん真っ赤なホッペで トマトちゃん怒りんぼうで ピーマンちゃん浮気っぽいから れんこんちゃんちょっぴりにきびの きゅうりちゃん髪がサラ...
  • レンゲ畑でいねむりしたら

    レンゲ畑でいねむりしたら

    (台詞)陽だまりみたいに 暖かな あなたの胸でわたしの花を 咲かせて下さいやさしいまなざしで 見つめられると何も言えなくなってしまう 私だけど…レンゲのような 小さな花を夢の中で あなたの心で 咲かせて下さいだから…だから…あなたの その胸の中で「好きです」と言わせて下さい飾らない 言葉で…。レンゲ畑で いねむりしたら...
  • 大阪純情

    大阪純情

    女やさかい 恋に この身放かしてあんたの腕につかまる それしかでけへん大阪を逃げたら あかんよ うちがついている大阪は想い出川が いっぱい あるやないまた雨が 降りだして 誰かが泣いてる浮世橋 渡ろうね 背中をおして指の先まで いまは あんたに惚れて他には 何も見えない それでもかまへん大阪を捨てたら あかんよ 夢を見...
  • 想い出に溶けながら

    想い出に溶けながら

    あなたのことを 考えるたびに授かった 生命よりも 大切なのに心の中は 青空じゃなくて見つめても 悲しみしか 映していない涙が出るほど あなたに逢いたくなってもせつない気持を閉じこめいまは このまま 想い出に溶けながら愛することが もし永遠ならこの時を止めたままで あなたになりたい嫌われるなら 顔も見たくないと雨の降る ...
  • 悲しみが涙と踊ってる

    悲しみが涙と踊ってる

    別れに傷ついて この都会(まち)さまよえばきっとあなたのことが 忘れられない冬が春に変り そして 秋をつれて来てももう他に愛せはしない想い出さえ うすれる日まで悲しみが涙と踊ってる悲しみが涙と踊ってる愛の名残りが 背中合わせでも朝な夕ないつも 面影に抱かれて時間を戻したら あなたをまた探すいまは愛することに 疲れたけれ...
  • そばに置いて

    そばに置いて

    あなたの心の かた隅でもいいのそばに置いて 邪魔は決してしないわ優しい言葉を かけてくれなくても見つめるだけならば いいでしょう愛の深さが 測れるものならば息を止めたまま 眠り続けて死んでも かまわない私の魂は あなたなしでは生きては ゆけないからあなた そばに置いて そばに置いてあなたの心の 荷物になるのならそっと後...
  • 愛傷歌

    愛傷歌

    命がいつか 終るよに別れがくるのね 愛しても思い出だけの 人生はどうして生きれば いいのやら秋が来て 別れの時を知るこれがさだめなら死ぬより悲しいわ戻ってきてと 呼びかける私の願いの むなしさよコートの襟を 立てながら落葉の向うに 去った人ひとりの部屋に 残された涙はあなたの 贈りもの幸せの 季節はどこへやらすがる胸も...
  • 維新のおんな

    維新のおんな

    明日もわからぬ 契りとしってほどけば泣けます 紅の帯戦(いくさ)はだれの ためですかおんなの涙が 見えますか嵐うずまく 夜明け前京都鴨川 かくれ茶屋運にまかせた 命と笑い盃かさねて 膝まくらあなたに添える 一瞬(ひととき)は千年万年 わたしにはゆかせたくない この人を四条大橋 蝉しぐれ人は斬れても 縁(こころ)は斬れぬ...
  • 愛に走って

    愛に走って

    パジャマのままで走って来たの暗やみの中 あなたを追って電話の声の淋しい響き気のせいだけで すまされなかったのほんとの気持が 聞きたいのひとりでどこかへ行かないでうまい言葉が見つからなくてただ泣くばかり何かに私 おびえているのあなたの愛がつかみきれないから素足にあたる小石が痛い青ざめたほほ あなたの前に自分が何をしている...
  • 赤い運命

    赤い運命

    誰かが私を 呼んでいる小さく淋しく そしてなつかしく生まれた時から この胸のどこかで知らない 声が聞こえてるこの広い空 あの流れ星いつか見たような 気がするのもうひとりの私が 何処かにいますもうひとりのあなたを 捜しています誰かが私を 見つめてる大きくやさしく そしてあたたかくどんなに泣いても 悲しみは私の中から 消え...
  • 白い約束

    白い約束

    白く透き通る 雪が降る音もしなやかに 雪が降る人の汚れた心を 埋めてゆくようにねえ 綺麗なまま 生きることは無理なのかしらねえ 私達も 愛し合うといつかは汚れて しまうのかしら白く透き通る 雪が降る息をするように 雪が降る人の涙や悲しみ 知っているようにねえ 冷たい眼で 見られるのはいつまでかしらねえ 私達は どんな時...
  • 懐かしの人

    懐かしの人

    噂に負けて 別れたけれどすもものような 白いあの人もいちど もいちど抱きたい愛してみたい今も夢に見る りんごの 花の頃に年の差ばかり 気にして泣いたうしろ姿や 丘のタンポポ今でも 今でも恋しい忘れはしない遠いふるさとに残した 若いこころ逢うあてもない 街に暮して似たよな声に 振り向く日暮れ誰にも 誰にも言えない言いたく...
  • 男の未練

    男の未練

    お前と別れて 放浪(さす)らう心思い出ばかりが ついてくる星も見えない 積木の都会(まち)は風の便りも 届きはしないあゝ 忘れられない酒のせいではないけれど男の未練は 切ないものさ倖せならば倖せならば それでいいけれど淋しさだけを 埋めるために女のぬくもり 借りたけどたったひとつの 季節も越せず通りすがりの 情で終るあ...
  • 卒業

    卒業

    あなたと暮らした日は傷つけあうガラスの愛別れの涙さえも 今は何故か美しく今ちがう人の 愛の中に生きる私幸せな日々に 不満などはないけれど時計の針をまわし 夢の中に戻れるなら青春のきらめきを この胸にもう一度すきとおった愛の日は美しさだけみつめすぎてしのびよるさよならは 口づけさえ残せずに今ちがう人の 愛の中に生きる私幸...
  • 旅路から

    旅路から

    歌を忘れた唇にルージュ走らせ色をなくした物語 思い出してる私はこうして今 ひとり旅です心のおもりを捨て鳥になるのですあざやか色の景色の中で愛も染まりますあなたに逢える時が近づきましたあなたに逢える時が近づきましたやせてしまった心では愛も乾いてとぎれとぎれのメロディになっていたけど季節の流れの中 風と話してやさしく微笑む...
  • 雲の流れ 風のゆくえ

    雲の流れ 風のゆくえ追いかけて はや何年立ち止まれば ふり返りたくなるどのくらい 歩いたかと道みちに 私がいるさまざまな顔をしてうなだれて よろめく時代のいくじなさも 今はいとしい雲は高く明日(あす)に向い風もまた 前を行き生きることに素直になる私は ただ歩く雲のように 風のように雲の流れ 風のゆくえ人はみな 夢追いび...