三木たかし
「751」女房よ…
女房よ わしはいまだにおまえの涙 見たことないわわしが上に行くまで大事にふくろへ入れておけよ時の終わるまで 青春や老いることのない この夢や女房よ 夫婦の絆は強いまだくたばらないぞ 俺達女房よ わしは思うわ手綱(たづな)のさばき 見事なもんや誰もいない この世のどこにもおまえを超えるひとは時の終わるまで 青春や老いるこ...望郷
海なし山なし 空もなし季節を運ぶ 音もなしひとの砂漠の 東京にせめて故郷(こきょう)の 青空を思えば旅先 急ぐ身もあの頃誰も まだ夜汽車同じ空でも なぜ見えぬあの日北斗の 七つ星きらきら輝き 取り戻すわが故郷(ふるさと)へ 帰ろうか帰ろうつくし 故郷(ふるさと)へみどり色濃き あの町へ...カサブランカ・グッバイ
私はいつも あなたに言った別れ話は みっともないわただ黙って カサブランカ置いて行ってね ドアの前カサブランカ・グッバイ別れたい気持 白い花にカサブランカ・グッバイしゃべらないのが 大人の別れ俺はタバコに また火をつけてお前の部屋を 見上げて揺れる腕に抱いた カサブランカ置くに置けない 男のずるさカサブランカ・グッバイ...さくらの花よ 泣きなさい
逢いたくて瞼(め)を閉じて この胸の寂しさを人は誰も幼いと きっと笑うだろう心まで嘘をつき また人を傷つけて生きることの恥ずかしさ 自分だけに問えば…さくらの花よ 泣きなさいそんなに誰かが 恋しいならばさくらの花よ 泣きなさい隣でボクも 泣いてあげるからこの慕(おも)い秘めたまま さよならが出来るなら時はすべて灰色に ...