三木たかし
「751」思秋期
足音もなく行き過ぎた季節をひとり見送ってはらはら涙あふれる 私十八無口だけれどあたたかい心を持ったあのひとの別れの言葉抱きしめ やがて十九に心ゆれる秋になって 涙もろい私青春はこわれもの 愛しても傷つき青春は忘れもの 過ぎてから気がつくふとしたことではじめてのくちづけをしたあのひとはごめんといったそれっきり 声もかけな...時の流れに身をまかせ
もしも あなたと逢えずにいたらわたしは何を してたでしょうか平凡だけど 誰かを愛し普通の暮し してたでしょうか時の流れに 身をまかせあなたの色に 染められ一度の人生それさえ 捨てることもかまわないだから お願い そばに置いてねいまは あなたしか 愛せないもしも あなたに嫌われたなら明日(あした)という日 失くしてしまう...悲しみは人生じゃない
去り際は 綺麗な女でいたいあなたのこと嫌いになって 忘れないように想い出の すべてを消してしまえば淋しいけれど別の生き方 どこかに待ってる愛はなんにも知らずに 冷たい時間に流され出逢いもそして別れも ただの物語にするけど悲しみは…人生じゃない傷ついた 心は優しくなれる昨日よりも切なくなって 泣かないように黄昏を 見送り...花の時・愛の時 feat. 前川清
君が部屋を出たあとぼくはじっと動かないあたりにただよう君の残り香を胸に吸い込み酔いしれる君の弾いたギターの細い弦は切れたまま読みかけの本は投げだされたままそんなすべてがいとしい時には花のやさしさでつつんでみたいと思う時には愛のはげしさで泣かせてみたいと思うまた逢えるのに今すぐに逢いたくて切なくなる海の底で二人貝になりた...恋猫
逢いたくて 逢いたくて 夜をみつめて 泣いていた空に 涙を 逃がして ごらん 今夜は まあるい お月さん甘い言葉で 抱きしめないでよねんねこ ねこねこ 猫むすめあなたの 背中に 爪たてたどうして どうして ふたりはあしたが みえない まんまなのどうして どうして ふたりは一緒に居るのに 孤独なの恋しくて 恋しくて 闇に...