• 長渕剛

    「204」
  • 青春

    青春

    泣くも 笑うもどうせ最後は 自分なんだわかっちゃいるけど誰かにすがりたい標識を失いながら彷徨う悲しき青春言葉がつたないだけですどうかわかってくれよとまちがいだらけの空に死にかけた青春が一匹飛んで行くoh それでも 十字路に突っ立ち生き抜く標識を探し当て負けた者たちの泣き言はひとひらの枯れ葉さ信じるのさ 永遠と未来と明日...
  • 東京

    東京

    都会の暮らしに憧れて君は出て来たんだね親や友達に 励まされて東京に着くんだね人の歩くその早さや人の多さに驚かされてぶつかる肩にも そ知らぬ都会にきっと慣れていくんだね変わる 変わる君の目の前が 恐ろしい早さで変わるな 変わるな君のその真っすぐな瞳だけは東京に来るのに 眠れないほどあたふた あたふた 悩んだんだろ?親父や...
  • 桜

    スピード違反でパクられちまったシャクに触ったからヘルメットを小突いてみたふんぞり返ったら切符切られちまい目黒警察署でこっぴどく絞られたあんな風に出来たらいいなあんな男になれたらいいな、なんて人の事をうらやんでばかりの あゝ俺がいる山手通りから槍ヶ崎を登り代官山をぬけ鉢山交番を右へ渋谷のど真ん中一人突ったったまんま待って...
  • 蝉 semi

    蝉 semi

    蝶よ花よで かつぎあげられ背中にスミを 入れようと己の弱さを呪った 一人の夜腐って腐って 腐り果てラーメン横丁の たて看板ごろまきひっかく チンピラの哀れ いきがる 悲しさよ蝉が泣く… チキショウと…蝉が泣く… チキショウと…刺してみせましょ 己の腹を刺されてみましょか ボロ雑巾ため息まじりの ラッパの兵隊幾人束ねて ...
  • 卒業

    卒業

    毎日見てた君の顔 好きだと言えなくて落書きだらけの教科書 僕は今、閉じてみた傷つく事から恐れて 逃げ出したあの夏の日わざと照れ笑いをしたら そのあと涙が出た信じても 信じても 何かが壊れてしまいそうで夕暮れの校舎の窓に 「絆」と一言僕は書いた卒業って何で こんなに悲しいの?卒業って何で そんなに切ないの?桜の木の下で君...
  • 泣き虫

    泣き虫

    泣き虫はいつもいつも 俺らの心に住みついて理由(わけ)もなく涙が ポロポロポロポロ流れたこんな時誰かに すがりつきたくてだけど大事な友達さえ 知らん顔して消えてったえーいえい!えーいえい! 俺らの心が温ったまるまでえーいえい!えーいえい! 子供のように泣いたのさ人を好きになったのに 涙が出たんじゃこまるのさ夢を追いかけ...
  • あなたとわたしの物語

    あなたとわたしの物語

    あなたもわたしも今を泳ぎきらねばもともと自由な一匹の魚だったはずあんなに優しく美しい物語の始まりを深く暗い海に沈めてはいけない波に逆らったり荒れ狂ったり身をそらしよじり甘えもがき泣きじゃくっても乙女の祈りにわたしは決していどみかかるほど汚れたくないのです恋というにはうしろめたくて愛というには行き場がなかった折り重なる堕...
  • かりそめの夜の海

    かりそめの夜の海

    月が落ちてくるまで心静かに君を見てる銀色の鏡に流れるとりとめのない優しさよ君は今、僕の中の何を探しているの?悲しいのは君だけじゃない涙するのは君だけじゃないいつか君と二人で見た僕はあの海に帰るだけだよ泣きたい夜はそこへ駆けてこい君が結わえた黒髪やがて艶やかな波にゆれるかりそめの夜の海を夢枕にして眠ろう凍える冬を春にすり...
  • 愛して

    愛して

    あなたは私のそばから消えて行ってしまうの?心の中探してみてもあなたがいない幾度も交わした口づけ楽しい日々だけがつややかな夜の海で静かに泣いてる揺れる 揺れている 愛した日々だけが聞こえる 聞こえてくる あなたの声が愛して もっと愛して愛して 強く愛して輝く三日月の夢私は恋におち一生けんめいにあなたを 追いかけた幾度も交...
  • いけ!いけ!GO!GO!

    いけ!いけ!GO!GO!

    とんでもなく淋しい 言葉を投げられちまった一人車で湾岸 東京の空 満月ぶっちゃけ腹から 我慢のできねえねじれた嘘をいけシャーシャーと ゲスなインチキになじられちまったいけ!いけ!GO! GO! いけ!いけ!GO! GO!いけ!いけ!GO! GO! いけ!GO! GO!いけ!いけ!GO! GO! いけ!GO! GO!とん...
  • 鹿児島中央STATION

    鹿児島中央STATION

    My Home Town My Home Town俺は今 タイムスリップしたかのように鹿児島中央駅広場にそびえる観覧車を仰ぎ見ている西鹿児島駅だった頃の 一番街と二番街ガキの頃からしょっちゅう しょっちゅう遊んでたナポリ通りのド真中に そびえ立つでっかいでっかい桜島がいつもほら 爆発してたッ!!東京を夢見てた ギターぶ...
  • 神風特攻隊

    神風特攻隊

    スポンジみたいな人生かい?あんな大人になんか なりたかねえ鋭んがった怒りたちも失せちまってる今夜もしたたか酒に 酔っぱらっちまった誰かが犯したあやまちなんて簡単に言うなよ どのつら顔さげて!たとえ純粋さを へし折られたとしても決して 諦めず ただただ ひと人間を愛し貫いてゆけ!神風特攻隊のように傷つくことを 恐れないで...
  • Come on Stand up!

    Come on Stand up!

    Come on Stand up boy Come on Get up boyCome on Stand up boy Come on Get up boyCome on Stand up boy Come on Get up boyCome on Stand up boy Come on Get up boy全て俺が...
  • 観覧車

    観覧車

    路面電車に乗り君がやって来る毎日僕のそばに君はやってくる遠く 離れていても必ず 逢いに来るそして 真っ赤なリンゴ僕に むいてくれる今度の日曜日 あの丘の上にある黄色い観覧車に乗りに二人で出かけよう何が見えるかな?丘の上に登ったら黄色い観覧車から海の向こう夕焼けかな?大きな楠がほら怪獣みたいに伸びてる神社の境内でおみくじ...
  • 鶴になった父ちゃん

    鶴になった父ちゃん

    もしも も一度 逢えるならば父ちゃんに やっぱり 逢いたいあの日のでっかい 背中にしがみつきおもいっきり 甘えて みたい幼い俺を 父ちゃんは バイクに乗せて宮ケ浜に いつも連れてってくれた浜の西に沈む 夕陽が赤く揺れていて海よりも 限りなく 優しかった俺の父ちゃん…ただ生きていてくれるだけで本当は 本当は よかった俺の...
  • Tomorrow

    Tomorrow

    このまま 死んでもかまわないと僕の 胸の中君が 泣いているこのまま 息絶え首を ふさいでも僕の 腕の中君が つぶやく私だけの あなたにあなただけの 私に離さないで かたときも私の命は あなたの為だけに 生きているTomorrow Tomorrow…明日を信じてTomorrow Tomorrow…愛に立ち向かう溢れる 涙...
  • 太陽の船

    太陽の船

    太陽の船に 俺は今 君を乗せてでっかい 空の果てまで こいで行くのさ荒波に砕かれ 涙が頬つたう時希望の光 俺たちを強く抱きしめるのさ幾億万の 塩っからい 涙を流してもいつかきっと必ず虹の 架橋を渡ってゆける溢れる想いを止めないで! 今 空へ駆け上がれ燃えさかる命の叫びよ! 鐘を打ち鳴らせ!太陽の船に 俺は今 君を乗せて...
  • 月がゆれる

    月がゆれる

    「ねえ 私の向こう側にあなたは いつも何を見つめているの?抱きしめた あなたの背中に涙が止めどなく こぼれてくるわ」「こんなに人を愛してしまったのは 生まれて初めてだからどうしていいか 分からなくて あなたに嫌われるのが怖いの」幾つも幾つも 口唇を重ねるたび遠くへ行ってしまいそうで行かないで 行かないで 何処にも傍にい...
  • 愛してるのに

    愛してるのに

    ひとつだけ 聞いてもいいかい君が眠るその前に最後の夜を 迎えるというのにこのままじゃ 寒すぎるんだ君にとっての今までの僕何がいけなかったの?ねぇ冷たい言葉でもいいから僕に投げかけておくれよ君に望むものなど 何ひとつないけれどさよならの一言だけは 言わせないでくれ出会ったころの二人に今すぐ戻れるならばきっとうまく行けるさ...
  • I love you

    I love you

    「私には私の生き方がある」とか「自立した女の気持ちがなぜ わからないの?」だとかどこそこのレストランで地中海料理を食べるだとか「イタめしにエスニック ボルシチなんかも 最高よね」って言いながらそんな事より 俺は お前をベッドに引きずり込み素っ裸のお前の胸にしゃぶりつくI love you そうだろうI love you...