長渕剛
「204」あんたとあたいは数え唄
堕ちてきた 堕ちてきた 背伸びをしているあんたがきれい事 並べた あんたの素顔が落ちてきた木枯らし 吹き抜ける れは寒い夜だったふらりと入った 飲み屋 あんたが一人で飲んでいた五杯目を飲むころにゃ あたいはあんたの肩にもたれ気付いた時にゃ 枕を並べ その日から つまびく数え唄あんたはあたいの躰を求め あたいはあんたの心...Welcome To My House
息をはずませ 約束Saturday Nightおめかしして来る 君はステキだねシャワーをあびたら コロンをちょいとぬりHey Hey welcome to my house俺らの家は ビルの屋上さ東京タワーの先っ端から ひとっ飛び乗ってる車はBMW1979Hey Hey welcome to my houseベルを鳴ら...俺たちのキャスティング・ミス
お前は身を起こして もつれた髪を二・三度静かに 振り動かした額際から 二つに別れた黒髪を肩に流して 微笑んだDance Dance Dance Again凍てついた 俺の白いベッドで俺はお前の のど元に口唇を這わせお前は 俺の胸に指を熱く這わせたけどFar Away Far Away from me俺たちのキャスティン...Come Back To My Heart
昨日買ってきたばかりの ウイスキーの口を開けて気まぐれな彼女の愛に疲れた一杯をいっきに飲みほした恋なんてもう二度とするものか愛してるなんてもう二度と誰が言うものかこわれた愛のかけらをひとつふたつ拾い集めて ほうり投げたため息に君の笑顔がうつっているいいかげんな暮らしの残り火よ 消えうせろ想い出にしがみつくほど 僕は弱虫...THANK YOU WOMAN
通りの向こう側に 俺は車停めたCar Radio 消して 15分考えてたワイパー揺れるたび お前の部屋の灯り今日の雨音と重なりあって 泣いて見えるもしも 今ここでドアを叩いても昔に戻れない 揺れない 流れないやがてシグナルが点滅し始め雨粒は雪に変わってたWoh Woh No No No…Woh Woh Woh No N...昭和
傷つけば傷つくほど優しくなれた貧しさは大きな力になり意気地のなさは勇気に変わるひねた瞳は真実を欲しがる真実はとてつもなく激しかった愛せば愛すほど苦しくなるはかなさが美しいから死にたくてもまた歩いた俺はいま真夜中の湾岸をとばしているカーラジオ消して受話器を耳にかたむける進路は東へとお前の声を聞きながら走るとうとう昭和の歴...しょっぱい三日月の夜
うおう!うおう! うおう!うおう!…逃れようとする この俺と 突っ走る俺が憎みあいながら腹の底でひっくりかえってるひからびた手と手をつなぎあいよくもここまで来たものだうおう!うおう!と負け犬が吠えてるそろりそろりと月が昇るたびにあゝあたりまえの男に会いたくてしかめっ面したしょっぱい三日月の夜うおう!うおう! うおう!う...ジャック・エンジェル
ちょいと帽子をよこちょにかぶりポケットに手をつっこみ 背中丸めて歩く姿は まるでどこかのフォークシンガーみたいな気がするけれど笑をうかべ話すときにゃブルックリン訛のいかしたセリフ季節の中に 悲しみ置き去りにして風と旅する ランブリンジャックこんな雨降る 暗い空に君はバッグに アメリカの風をつめてやって来る 僕の家までや...