• 長渕剛

    「204」
  • 金色のライオン

    金色のライオン

    SAHLALA…SHALALA…金色のライオンSAHLALA…SHALALA…荒野を駆けぬけるSAHLALA…SHALALA…金色のライオンSAHLALA…SHALALA…荒野を駆けぬける荒れ果てた地上に立ち空に牙を剥く吠えても吠えてもただ風がたて髪を揺さぶるだけかい!!若き魂を震わせて立ち向かう勇気を呼べ!高鳴る鼓動...
  • 頑張れ!

    頑張れ!

    日本列島のあっちこっちでぎりぎりばったんさらし首あわれ蹴っとばされ富士のお山から根っこにけっつまずき転がり落ちるすがる場所もなくすがる人もなく川原の便所でへたりこむいんちきくせえ三日前の朝刊拾えば元気も勇気も失せてゆく頑張れ!頑張れ!頑張れ! 信じる力が欲しい頑張れ!頑張れ!青い空に唾をひっかけても虚しい風が吹く語る場...
  • 傷ついた鳥

    傷ついた鳥

    傷ついたこの鳥に私はどうやって語りかけてあげればいいのでしょう空におびえて雲に目を伏せて羽根をたたんだまんまの悲しい鳥青く広がるのは いったい誰の空?よせてかえすは いったい誰の海?翔べないこの鳥を私は抱きしめて朝の光をにらみつけてみた自由に翔べるさきっと 自由に翔べるさそう信じてまた生きていくのでしょう私を瞳(み)つ...
  • Keep on Fighting

    Keep on Fighting

    震えるてめえの小さな肩も抱きしめられもせず臆病風にふらふら小突き回されてばかりで泥水噛んだ負けっ面で路地裏をとぼとぼ歩き背中丸め今日も孤独(ひとり)よそおい歩くのは誰だ!ちきしょう! どいつも こいつもあわれみばかりで Fuck You!破れっかぶれのPassion 飛びかかって殺れ!Fighting!Fighting...
  • 桜島

    桜島

    錦江湾に陽が沈み海が赤く血の色に燃え始める照りかえす雲は紫に染まり鋭(と)んがったまんまでモクモクと息をしてる俺は桟橋から桜島フェリーに乗り山よ、岩肌よ、ゴツゴツのおまえ貴様の前に立つ燃えて上がるはオハラハー桜島丸に十の字の帆を立て薩摩の風が吹く立ち昇る煙が天空を突き刺し情熱の血液が俺のからだを走りかけめぐる錦江湾に陽...
  • 情熱

    情熱

    悔しさをかきむしったら涙が出てきたとめどもなく初めて俺弱虫になっちまった震えてきたよ震えてきたよ誰か上等な優しさにすがらせてくれ情熱 情熱 情熱ほら 情熱 情熱 情熱真っ赤に燃えたぎるあの時の情熱はどこだ!!何かがちがうんだ何かがおかしいんだだから俺は叫ぶ「やりたい事がみつからねぇ!」と恐くなってきたよ恐くなってきたよ...
  • 人生はラララ

    人生はラララ

    もしも人生がやりなおせるのなら誰も人生を悔やみはしないだけど人生は一度っきりだから生まれかわるなら生きてるうちにちびちび刻んで とぼとぼ歩いてさすらってみたりみじめなしっぽとすりきれた羽根を震わしてみたりおまえ 人生よ! 悔しくはないのか!もっと 荒れ狂い 騒ぎひっかき ノー・リターンやがて人生に終わりが来たときに誰か...
  • 翼

    君を初めて 見た時からずっと ずっと ずっと 好きなんだよ離したくない 離れたくないこんな気持ちに なるなんて どうかしてるよかわいた風に 君の髪がなびく海の向こう 夕陽が沈む時ヤシの木陰で僕は恋の唄 君に唄いかけるよ僕の声が ほんとに届いたらずっと ずっと ずっと 走ってゆこうよ波打ち際 裸のまんま君と僕と 手をつな...
  • しあわせになろうよ

    しあわせになろうよ

    出会った頃の二人にも一度戻ってみようそして二人で手をつなぎしあわせになろうよ海の広さに負けないように輝しい太陽をにらんでみたずぶぬれの僕は魚になりあの島まで泳いでいった初めて出会った場所にも一度戻ってみようそして青い空に抱かれしあわせになろうよ緑の大地で鳥が鳴いた君は両手を広げ空を飛んだ星空をみあげ夢をかなえた月の光で...
  • いのち

    いのち

    雨が降っていたどしゃぶりの晩 ぬれた地べたに傘を突っ立てたしゃくり上げた瞬間喉をかっ斬り悔しさを幾度もタバコの火で焼っきった海になりてぇ 激しくうねり狂うほど海になりてぇ あれは確か俺、19の冬だった中途半端の親切よりもっとしゃにむに生きた中途半端の慰めなどに振り向かず走り抜く命が好きだった風が言葉になった吹きっさらし...
  • 俺らの旅はハイウェイ

    俺らの旅はハイウェイ

    南へ下るこの長い国道沿いをアクセルふかしながら走って行く行きかう車に気をつけてと警笛ならして俺らの旅は今また始まった気分上々心はうきうき見上げる空に雲ひとつない風が心地よい10トントラックはいつもステキな唄たちとそれを向かえる仲間の夢でいっぱいあの街からこの街までそいつを届けに行くのがねこの俺らの仕事といえば仕事なんだ...
  • 静かなるアフガン

    静かなるアフガン

    海の向こうじゃ 戦争がおっ発(ぱじ)まった人が人を殺し合ってるアメリカが育てたテロリストビンラディンがモグラになっちまってるブッシュはでっかい星条旗を背にハリウッド映画のシナリオをすげかえる悪と戦うヒーローアフガンの空 黒いカラスに化けたほら また 戦争かいほら また 戦争かい戦争に人道(みち)などありゃしねぇ戦争に正...
  • 唄を忘れたカナリア

    唄を忘れたカナリア

    生きるか死ぬかの 崖っぷちに立たされたあの時差し出された優しい手に しがみついた怖くて震えが 止まらなかったけど一人ぼっちじゃないと も一度信じた信じた瞬間 三度目の裏切りに倒れ生まれて初めて 人が憎らしく思えてきた唄を忘れたカナリアよ 破れた喉を引き裂き真っ赤な血を吐き 突き刺すように泣いてやれ!いつからだろう 人を...
  • くしゃみじゃなくてよかったよ

    くしゃみじゃなくてよかったよ

    俺がふいにあくびをしたことで君をすっごく傷つけたとしたら本当に 本当に あ・や・ま・る・よ考えてみたら こらえきれぬほどのあくびじゃなかったものだけどひとつだけ言えるのはくしゃみじゃなくてまだよかったよねだってそうだろう そうだろう そう・なん・だってば・さぁもしもあの時僕が君の前でくしゃみしちまってたら20才のバース...
  • コオロギの唄

    コオロギの唄

    かあちゃんが昨日死にました夏の暑い暑い午後でした空いっぱい蝉たちがしきりに鳴いていました群にまぎれて僕も泣きました健坊たちもかけつけてくれました花屋の真ちゃんは祭壇を作ってました汗だくの真ちゃんの無言の背中を見てたらとめどなく涙があふれてきましたかあちゃんが焼き場に放り出されるその前にでっかい背中が遂に崩れ落ちましたそ...
  • ごめん

    ごめん

    知らず知らずのうちに僕は君を傷つけてきたんだね愛されていることさえ感じようとせず君の心を殴ってばかりいたわかっちゃいたけどもう誰も信じたくなかったこれからどうやって生きてゆけばいいのいつから僕はそんなに偉くねぇ偉くなっちまったんだろう『もう死んじまいたい』と君の前で言うなんて君を抱きしめるその前に忘れてた言葉がひとつだ...
  • 少年よ、君は強くなる

    少年よ、君は強くなる

    私の夢を汚さないであの人の不安を 借り物にしないで赤裸々な嘘なら 追いつめたりしないでうずくまった背中に 悲しみを感じるのだ誰かの決め事に とらわれないで不自由な苦しみを さえぎらないで無限の星 数える人たちを笑わないで満ち欠けた 白い月に恋をしようよ少年よ 君は 君を甘やかさないでおくれ露骨な怒りなら むきだしで ど...
  • 10年前の帽子

    10年前の帽子

    あの時買っとけばよかった10年前の帽子今、行っても売り切れてるだろうあの時買っとけばよかったつぎはぎの皮の帽子今、どっかの誰がかぶってるんだろう代々木深町の交差点を左に曲がり富ヶ谷一丁目の先の雑貨屋の奥でまん丸メガネの関ちゃんはがらくた集めが大好き今、行っても、もうこの世にゃいねえSEKIちゃん Woo woo woo...
  • すっからぴんのからっけつ

    すっからぴんのからっけつ

    負けて、負けて、また負けて八方ふさがり悔しさに耐えきれず泣いて、泣いて、また泣いて生きてゆくことが馬鹿らしく思えてきた人を信じれば半端者だとなじられ人をうたがえば当たり前だとはじかれた汗かき、恥かき、頭を下げわびを入れてもまっぴらしょうがねぇちきしょう!裏切り、ののしり、ふみにじり俺の心はすっからぴんのからっけつWoh...
  • 空~SORA~

    空~SORA~

    眠らぬ街 東京の暗い路地裏でビタミン臭ぇ真っ黄黄のしょんべんたれりゃどっかの馬鹿っ面の男が電信柱の影からやりきれない程悲しい瞳で俺(ひと)をみつめやがるねぇ 優しさが そこにあるんかなぁねぇ 恥じらいが そこにあるんかなぁだから もう放っといてくれ祭りぢょうちん 灯は消えただから もう帰ってくれぶら下がり生きる者たちよ...