北島三郎
「202」斧
大森林に 立ち向い斧をふるたび おやじを想う白い大地に 男の夢をあ…賭けたおやじの 青春はいまも錆びずにいまも錆びずに ここにある両手に余る 切り株を力まかせに ひきずり起こしゃあせと涙の 苦労の花よあ…強いおやじが 泣いた日を斧は見ていた斧は見ていた 知っていたおやじがくれた ど根性 斧といっしょに 受けついだのさ俺...黒潮漁歌かつお船
薩摩生れの 黒潮育ちかけて磨いた 根性かもめ男度胸の 一本釣りだ越える赤道 かつお船波のしぶきを まともにかぶり鰹群見つけりゃ 命が燃えるまった無しだぜ 一本釣りだでっかいかつおが 空に舞う明日は母港だ 祭りも近い雲の切れ間に あの娘が浮かぶ俺とお前の 一本釣りだ待っていてくれ かつお船...