北島三郎
「202」ジャンゴ~さすらい~
ジャンゴ 乾いた風にジャンゴ 命の鼓動(おと)が静かな目で 見据えているそこは狼の道ジャンゴ 孤独文字(もんじ)をジャンゴ 背負った者は迷いも無く 涙も無くはぐれ月夜に吠える燃え上がる空の果てに聴こえる魂(こころ)の唄に抱かれて眠ればジャンゴ 優しくなれるさすらい人よ迷いも無く 涙も無くはぐれ月夜に生きる燃え上がる空の...俺がやらなきゃ誰がやる
強い強いと おだてちゃ困る強いばかりが 能じゃない馬鹿を承知の 浪人ぐらしすいも甘いも 噛みわけてゆくぞ人生 二刀流酒も呑みたい 色気もほしい所詮生身の この体我慢したとて どうなるものか惚れたためしの ない奴に天下国家は 判りゃせぬ右で勝てなきゃ 左で勝つさ腕のない奴 やめときな泣くも笑うも 根性ひとつ好きで選んだ ...