北島三郎
「202」愛の道
あなたの肩に 舞い落ちた冷たい雪は いつとける いつとけるふり返ることなどできぬと知りながら今日もゆくゆく 無念坂けわしき道 されど我が道 愛の道押させて下さい 車椅子あなたの頬に 吹きつける冷たい風は いつやむの いつやむの許されることならかわってあげたいと辛さこらえる 乙女坂けわしき道 されど我が道 愛の道押させて...終着駅は始発駅
背なかを合わせて あばよと言えばおまえの震えが 伝わるぜ死ぬほど惚れて 死ぬほど泣いた涙は頬を ぬらしても終着駅は 始発駅ふたりのしあわせ 祈っているよふり向かないで 行ってくれひとつの愛は 終ったけれど明日がおまえを 待っている終着駅は 始発駅函館止まりの 連絡船は青森行きの 船になる希望を捨てるな 生きてるかぎりど...