前田俊明
「1551」商人(あきんど)
一に一足(た)しゃ 二になる勘定(こたえ)それを三にも 五にもする吹けば飛ぶよな 算盤玉で夢をはじいて 身をけずる商人(あきんど)一代 ただひとすじに「俺はなあ、商いに命をかけとんねんそのうち、この浪花の空に、ふたりのでっかい城を建てたるから せやから黙って 黙って ついて来てぇなぁ」生きる道連れ この人だけと決めて苦...心の真んなか母がいる
上り列車に 夢乗せて田舎の町を 後にした今でも元気か やせてはないか遠くにいても 御無沙汰しても心の真んなか 母がいるおーい おーい ふるさとさん母のなみだが 辛かった励ます声が 痛かったふるさと今夜は 吹雪だろうか不孝をしても 寄り道しても心の真んなか 母がいるおーい おーい きこえるかい受話器の中から 春の風明るい...誰より貴方が好きだから
愛という字は 一字でもこれより重い ものは無い私のからだに 魂(いのち)を添えて貴方(あなた)にあげます いますぐに誰より貴方が 好きだからどんな花でも いつか散る蕾(つぼみ)のままで 抱かれたい私のすべてを わかって欲しい貴方と一緒に 生きたいの誰より貴方が 好きだからいつも瞳の 中に居る眠れば夢で また逢える私の人...若人の道
涙の数が しあわせ決める負けずおそれず 立ちむかえ決めたこの道 ひとすじに腕をからだを きたえようそれがわが道 若人の道大きくなれと はげます声がつらい修行の おまもりだすべてあしたへ つなぐ夢赤い夕陽が 見つめてるそれがわが道 若人の道夜空に光る あの星たちに胸の想いを 語ろうか恋も悩みも あこがれも今はこころに 秘...