• 前田俊明

    「1551」
  • 人生舞台

    人生舞台

    たったひとつの この生命(いのち)咲くも散らすも 自分じゃないか花と嵐の 人生舞台決めた道なら 脇目(わきめ)もふらず明日(あす)に向かって 歩くのさ星の数ほど いる中で惚れた男は あなたがひとり恋と情けの 人生舞台流す涙が 真実(ほんとう)ならばいつかなれるわ 倖せに人に頼るな 甘えるなやる気その気が こころを磨く後...
  • 陶酔~愛に溺れて~

    陶酔~愛に溺れて~

    何故(なぜ)… こんなにも何故… 好きになったの何故… くちづけは甘くせつないの秘めやかに 時間(とき)は流れめくるめく 夢をみるのたとえこの世の 終わりが来ても離したくない あなたを…何故… 愛すると何故… 涙がでるの何故… ふたりにはさよならがあるの抱(いだ)かれて 眠る胸は幸せの 匂いなのにいっそこのまま 見知ら...
  • 秋月の女

    秋月の女

    風の噂に 誘われながら訪ねて来ました 筑前の町嬉しがらせた その後に涙の別れが 来るなんて寂しすぎます 城下町あなたに逢いたい 秋月の旅ひとり歩けば 恋しさつのる城跡・鐘の音(ね) 白壁格子あの日のあなたの やさしさが昨日のように よみがえる帰ってほしい この胸に女は哀しい 秋月の旅瞼とじれば いい事ばかり想い出重ね着...
  • いのちのふるさと

    いのちのふるさと

    短い春を 待ちわびてあなたと二人 旅の空まばたきほどの 時間の中で出逢えた意味を 幸せをおしえてくれる 白神(しらかみ)の森八千年の 年月(としつき)を超えたいのちの ふるさとよ確かな絆 試すようにあなたと辿(たど)る 旅の道息をのむよな 荒々しさで生き抜く強さ 厳しさをおしえてくれる 白神(しらかみ)の滝八千年の 年...
  • 北の浜唄

    北の浜唄

    涙も別れも 知りぬいたはぐれ鴎が 飛ぶ港南部鉄瓶(なんぶてつびん) 立つ湯気(ゆげ)に情けがからむ 浜酒場男と女が 酔いしれて古びたラジオが 恋唄流す波がザンブラ 拍子(ひょうし)とり風は三味線(しゃみ)の音(ね) 泣きじゃくるお酒は地酒の 辛口(からくち)で遠い汐鳴り 聞いて飲むこころ凍(しば)れる こんな夜は唇さむ...
  • 美唄の風

    美唄の風

    人生は 涙と笑顔の 繰りかえしつまずいて 転(ころ)んだり 迷子(まいご)になったりだけど泣かない くじけない心には 愛がある 歌がある緑の大地に 渡る風が涙を優しく ぬぐってくれるあぁ 山よ川よ 花よ鳥よ美しい美唄(びばい) 私のふるさと人生は 哀しく切なく 愛(いと)しくて誰もみな 傷あとを 隠して生きてゆくだけど...
  • 祝いさんさ

    祝いさんさ

    さんさ時雨か やらずの雨かなごりがつきぬ 送り道花嫁衣裳も 似合うけどおまえにゃ笑顔が 一番似合うほろり涙の 祝い酒さんさ時雨か お天気雨か嬉しいはずが 泪雨背中で甘えた この道を蛇の目をさしかけ わが娘が嫁ぐ背戸(せど)のカンタも もらい泣きさんさ時雨か 祈りの雨か絆を結ぶ 華の宴いろいろお世話に なりました娘の言葉...
  • 父娘酒

    父娘酒

    おつかれさまです お父さん冷えたビールを さあどうぞ女房みたいな 口ききながら作る笑顔は すっかり女愛をたくさん ありがとうよせよ今更 照れくさい心開いて 一刻の夢に酔いたい 父娘酒心配かけたわ お父さん今は素直に 口に出るどんな時でも 心の中じゃいつもお前を 信じていたよ愛をたくさん ありがとうよせよ今更 照れくさい...
  • 哀愁の奥出雲

    哀愁の奥出雲

    あなたたずねて 出雲路ゆけばひとり乗り継ぐ 木次(きすき)線斐伊川(ひいかわ)沿いに 面影ゆれてみれん重なる 願い岩ああ さやけきは 哀愁の奥出雲あなたに逢いたい鬼の舌震(したぶる) 流れは清く歴史うけつぐ いやし峡吾妻(あずま)の峰に 紅葉が燃えてめぐる想いの 宿あかりああ やすらぎは 哀愁の奥出雲あなたに逢いたい五...
  • 伊香保の女よ

    伊香保の女よ

    たまらなく 逢いたくなってひとり湯の町 しのび宿川の瀬音を 枕で聞いて泣いた涙の 紅つばきも一度逢いたい 伊香保の女(ひと)よすこしだけ いただきますとお猪口さし出す 白い指今は噂も 聞かぬといった路地の夜風の つれなさよおもかげ恋しい 伊香保の女(ひと)よ榛名富士 淋しく暮れて未練ごころを また濡らす坂の石段 ぼんぼ...
  • もう一度…子守歌

    もう一度…子守歌

    北向きの枕で両手を 胸に組みそっとほほえみ 浮かべてるいつまで寝てるの お母さん目を覚ましてよ お母さん…背中で聞いた あの子守歌歌って欲しい もう一度ケイタイが今でもつながる ベルの音起きて来そうな お母さんあなたの代わりは ありません亡(な)くした後で 気づくとは…疲れた時は 肩をたたいて喜ぶ顔が 見たかった白い布...
  • 男の坂道

    男の坂道

    男は背中に 顔がある沁みた苦労が 書いてある綺麗事では 渡れないまして茨(いばら)の 浮世道夢を体に 巻きつけて登る男の坂道を情けを受けたら 手を合わし恩を返すも また男見栄や飾りは 捨てて行く人は人なり 人と成り花は夜桜 八重桜登る男の坂道を命をあずける 人がいる命あずかる 人がいるそれを夫婦(めおと)と 云うのなら...
  • 酒とふたりづれ

    酒とふたりづれ

    路地にこぼれる 流行歌(はやりうた)聴けば昔が 近くなる男と女の 酒もいいひとり手酌の 酒もいいおもいでばかり 浮かぶ夜は酒よおまえと ふたりづれ夢を肴に 酔いしれたあれは三十路(みそじ)の 半(なか)ば頃今更わびても もう遅い惚れて別れた あのおんな心が寒い こんな夜は酒よおまえと ふたりづれ紺ののれんの 向こうから...
  • マラケシュの人形芝居

    マラケシュの人形芝居

    愛してると言葉で言ったけどあなたは心のそばにいなかった優しさもジェラシーも夢だっていつも出逢うことのない迷路を巡るだけスパイスのきいた紅色(べにいろ)の風幼子(おさなご)をかかえた青い目の少女目を閉じて地図に指差した異国は久しぶりにわたしを思い出させるマラケシュの人形芝居旧市街のバザールに人が集まりまるで操り人形のよう...
  • あゝ…恋挽歌

    あゝ…恋挽歌

    あなたが幸せ くれたのにあなたが幸せ 壊したの憎み切れない 人だから私許して しまうのよ心も体も 忘れられないあゝ…恋挽歌あなたが笑顔を くれたのにあなたが笑顔を 奪ったの胸の痛みも 傷跡も他の男(ひと)には 見せないわ吐息に虚しい 涙隠してあゝ…恋挽歌あなたで待つこと なれたのにあなたは待っても 来ないのね苦いお酒を...
  • 雨の函館

    雨の函館

    雨の…函館 女がひとり褪(あ)せたくちびる 紅を引くほかの男に この身あずけて断ち切るはずが 断ち切れずだめな…だめな…だめな…私ね港あかりに 未練がうずく馬鹿な…女と 自分を責めて一夜かぎりの 宿を出る濡れた三叉路 右に曲がれば鹿部(しかべ)の町へ ゆけるけどさむい…さむい…さむい…私ねいのち千切れて 運命がにくい雨...
  • めおと桜~デュエットバージョン~

    めおと桜~デュエットバージョン~

    一と一とが 寄り添いあえば合縁奇縁の めおと花嵐の中でも 月日は過ぎるついて行きます あなたの夢にしあわせ探して 歩くふたり道母の言葉は 心のささえおんなの生き方 道しるべ幼いわたしに 歌ってくれた遠い昔の あの子守唄ぬくもり重ねて 渡るきずな橋三十路苦労を なみだで越えて五十路を迎えて 知る情けふたりで咲かせる 人生...
  • 想い出さがし

    想い出さがし

    淋(さび)しい女に したのは誰と風に聞いてる 港町幸せかしら あの人は船の汽笛が 酔わせた恋よひとり今夜は 想い出さがし優しさくれたわ 悲しい傷に同じ痛みと おんな花出逢えるかしら いつかまた噂きいたら たずねてみたいひとり今夜は 想い出さがし迎えに来たよと 口説いてほしい雨にため息 ネオン町忘れたかしら あの人は愛の...
  • 笑顔の宝物

    笑顔の宝物

    ありがとう これからも(これからも)ありがとう いつまでも(いつまでも)夢を信じて どこまでも人は誰もが 淋しがりひとりきりなら つらすぎるそんな時には いつだって優しい笑顔を くれる人ひとつふたつと 笑顔が増えて出逢いが 何より宝物ありがとう これからも(これからも)ありがとう いつまでも(いつまでも)夢を信じて ど...
  • 北行路

    北行路

    許して欲しい ばかでした寄せ来る波が 胸を打つ誰より大事な 人なのに気づいてみても 遅すぎるあぁ あなたにもう一度 逢いたくてたずねて来ました 最果て北の町あなたの噂 隠すよに港に霧が また揺れるあの日の別れの うしろ影こぼれる涙 抱きしめるあぁ あなたにもう一度 逢いたくて心が震える たそがれ北の町ここから先は オホ...