前田俊明
「1551」雪散華~ゆきさんげ~
空をちぎって 雪が舞うあなたの背中に 雪が舞う出逢いはさだめ 別れもさだめいいえ 無理ですいっそこの手で 愛さえ殺したい雪よ降れ 雪よ降れ降れ帰りの道さえ 消し去って百年 千年 降りしきれあなたをどこへも行かせない空に焦がれて 鳥がゆく見送る私に 風が泣く刃(やいば)の上を 踏むよな恋も恋は 恋ですなのにこの手を あな...おまえがいたから俺がいる
こんな男の どこがいい酔いにまかせて 聞いてみる交(かよ)う情けの 差し向かいかけた苦労は 詫びても足りぬ雨風しのいで これからも…‥おまえがいたから 俺がいる 俺がいる渡る世間に つまずいて自棄(やけ)を起こした 夜もあるそばで支えて くれた奴(やつ)受けた真心 忘れはしない小さな幸せ 夢に見て…‥おまえがいたから ...