前田俊明
「1551」東京の夜はムーチョ
東京の夜はムーチョ燃えて 燃えて 燃えあがれ罪と 罰は ケセラセラ泣いて 泣いて 泣き濡れて胸の 秘密 流しましょう女は 女は… ムーチョ愛され方で… ムーチョルージュの 色さえ 変わるのよ男は 男は… ムーチョ嘘のつき方で… ムーチョ可愛く みえたら 許すものなのよ情熱は… 醒めやすい恋は 気まぐれ 東京の夜はムーチ...みじかくも美しい恋
黄昏行く 窓の外ウヰスキーを 飲みほした別れないわ それはいやわたしたちの 夜がくるみじかくも 美しい 恋だからこの時間(とき)を 少しだけ 止まらせましょうあなただけなの このこころ あげたのは今夜 天使に 今夜 天使に なるふたり明日(あす)という日 あるのなら夢の中で 遊べるの忘れさせて 何もかも熱い吐息 吹きか...こころの絆~明日を信じて~
涙をいっぱい 目にためて差し出すおれの 腕の中離れ離れで しみじみ知った結ぶふたりの こころの絆ごめんよ ごめんよ 泣かせてばかり今日からおまえの おまえの道しるべおまえの髪には 潮風がかすかに今も 匂ってる街のくらしに 馴染めぬまゝに思い出すのは 故郷のことさごめんよ ごめんよ 苦労をかけてこんどはふたりで ふたりで...花ぼうろ~霧氷の宿~
深山(みやま)の霧の 冬化粧誰が名付けた 花ぼうろあなたを愛した 歳月(としつき)を涙と一緒に 氷らせて明日は別れる 霧氷の宿よさいごの旅に しましょうと決めているから なおつらい女のよろこび 悲しみをあなたは教えて くれました誓う忘却 霧氷の宿よ眠れぬままに 刻(とき)がすぎ白い吐息の 朝まだきあなたを忘れる ことな...