• 前田俊明

    「1551」
  • 明日も夢見て

    明日も夢見て

    男と女のドラマ 人情 ときめく 涙演歌を聴くたびに 夢が湧く哀しい時には旅さ 苦しい恋にはお酒演歌を口ずさめば 楽しいね人生笑顔で 乗り切ればあしたは必ず やって来るみんな唄えば e−ジャン (e−ジャン)いつも幸せ e−ジャン (e−ジャン)みんな若くて e−ジャン (e−ジャン)明日も夢見て 歩こうよやさしい気持ち...
  • なきうさぎ

    なきうさぎ

    何処まで行っても 岩山ばかり港の灯りが 恋しいなお酒もちょっぴり のみたくなって花を摘み摘み 下りましたち・ち・ち・ち・ち なきうさぎち・ち・ち・ち・ち なきうさぎ 酔いどれうさぎ見知らぬ街角で 私は唄います真っ赤なお目目の 悲しい歌じゃあなたのこころに 届かないひとりが寂しい 死んじゃいそうで山を見上げて 呼んでみる...
  • 男の人生

    男の人生

    花の咲く道 茨(いばら)の道も人はそれぞれ 運命(さだめ)を歩く義理を背負って 真実(まこと)を抱いて奥歯かみしめ 生きてきたふり向けば 五十年男の人生さ暗く寂(さみ)しい 世の中だってじっと見つめりゃ 灯りが見える苦労なやみは 月日の川に流し渡った 星の数おまえには ありがとう男の人生さ夢の一文字(ひともじ) 近そで...
  • 浪花恋人情

    浪花恋人情

    あんな権太(ごんた)と 世間は言うがなにが他人に わかるというのひとの難儀を 見ぬふりできず道頓堀(はま)の芝居を 地でゆく あんた…惚れたよしみで 一緒に転び苦労 苦労買います 浪花恋人情野崎参りは 屋形船でまいろ… まいろね…冬と思えば また春が来て河岸も横丁も 菜の花ざかり愚痴を言う間に 熱燗つけて夢の続きを 見...
  • 美子の真室川音頭

    美子の真室川音頭

    (ア ソレ ア ヨイショ)私ゃ 真室川の 梅の花 コーリャあなたまた この町の 鶯よ (ハ コリャコリャ)花の咲くのを 待ちかねて エゝ コーリャ蕾のうちから 通て来る(ハァ ドントコイ ドントコイ)あなた又々 薄情すぎる咲かぬ昔は 雨の日も風の夜更けも 忍んで来てさ惚れてしまえば 花から花へ…来るか来ないか うす紅ひ...
  • 男の誠

    男の誠

    野辺に咲いてる 花よりも心きれいな 女(ひと)だった目には見えない 男の誠離れても…君にささげて 人生(たび)をゆく肩をふるわせ 泣く声がとぎれとぎれに 風の中時が経つほど 思いがつのる幸せか…君が好きだよ 今もなお星が流れて 消えるまで祈る願いが 叶(かな)うなら夢をつむいだ あの日よ帰れ離れても…君に逢いたい もう...
  • 湯の町哀歌

    湯の町哀歌

    いで湯銀座の 銀の字がひと文字欠けた 灯(ひ)がともる人のうわさの 細糸をたぐり寄せれば その先のきみは湯けむり かくれ花酒にやつれた 横顔の白さにつのる いとおしさ今も住むのか この町に寝ものがたりの つれづれに夢が欲しいと 泣いた女(ひと)橋のたもとで 名を呼べば山鳥啼(な)いて 闇にとぶ逢えば別れが 辛いからひと...
  • 長崎の雨

    長崎の雨

    狭霧にかすんだ 外国船の汽笛が出島の 空に鳴る坂の長崎 石だたみあなたを偲び オランダ坂をそぞろ歩けば 肩先にポツリポツリと 俄か雨がふる一年一度の 「くんち」の逢瀬後へはもどれぬ 恋でした秋の長崎 蛍茶屋南京花火 はじけるように三日三晩の 熱をもち燃えてあなたの 強い腕の中ふたたび逢えない 悲しみ抱いて唐人屋敷の 路...
  • 霧の土讃線

    霧の土讃線

    旅の出逢いも さだめでしょうかあれは霜月(しもつき) かずら橋燃えて燃えて 燃えて紅葉(もみじ)の紅より赤く命までもと 染めた恋…おもいで訪ねて 今日また暮れて影もやせます 霧の土讃線剣山(やま)のけむりか 男のこころ風の吹くまま 七曲(ななまがり)待って待って 待って忍んだ春夏秋を水に流して 冬支度…夕陽のしずくに ...
  • 越前 雪の宿

    越前 雪の宿

    竹がはじけて 雪がちる胸が泣きます しくしくとつらい つらいの どうすりゃいいの思い切れずに また一夜明かす越前 恋の宿そっとあなたの 手を握り熱い私の 胸におく聞いて ください おんなの声を死ねと言われりゃ その覚悟できていますわ はじめからなにも無かった 朝のよに罪をうずめて つもる雪あなた おねがい 呼びとめない...
  • 北の哀歌(エレジー)

    北の哀歌(エレジー)

    身の丈ちかく 雪が降る故郷は 線路(みち)の果て九年(くねん)数えた 都会(まち)の暮らしに別れを告げるベルが鳴る後ろ髪引く 思い出ならば胸のすき間に埋めりゃいいさ軋(きし)む明日に 身をゆだね北へ北へ、北へ北へ…揺られる夜汽車失くしたものは 青き夢やるせない 恋ひとつ涙浮かべた 白い横顔俺には出来(すぎ)た女(ひと)...
  • もどり橋

    もどり橋

    愛するだけでは 結ばれないとわかっていながら 夢をみた女ひとりの… もどり橋別れに泣いたら 涙を見たらきっと苦しむ あゝあのひとがこのまま私と 一緒にいたらあのひと世間を 狭くする迷い断ちきる… もどり橋おんなの盛りを ふたりで生きた悔いはないのよ あゝ何ひとつ今でも時々 恋しさ憎さこころで波打つ 渦をまく女ひとりの…...
  • 献身

    献身

    どしゃ降り雨に 傘もなくあなたを探して 歩いてた浮気な風に 誘われて今夜もきっと 帰らないあんな男と いわれてもこの世で一人 ただ一人尽くして 尽くして みたいから諦らめないわ 愛したい女って男で 変わるのよ照れくさそうな 朝帰り黙ってあなたに しがみつくお疲れでしょう お茶いかが事故ではないかと 気にしてた信じること...
  • 女の潮路

    女の潮路

    最果ての 港に雪が降るひとりで海鳴り 聞く夜更けあの日 あの時 あの人と乗れば良かった あの船に…幸せに 背を向けてどこへ流れる 女の潮路誰よりも 優しい人でした気づいてみたって 遅すぎるばかね ばかです あの人に訊(き)けば良かった 行き先を…唇が 泣いている北の止まり木 女の潮路生きている 詮(かい)などありますか...
  • お前に幸せを

    お前に幸せを

    おまえが拾った 不幸の数だけ幸せをやりたい 守ってあげたい抱けばやつれた 細い肩先が男の心を しめつける涙をふいて 涙をふいてお前に幸せをあの夜おまえに 出逢えていなけりゃ浴びるほど飲んでた 夢さえなくして俺もおまえも 同じ傷をもつ浮草同志の めぐり逢いもうにがさない もうにがさないふたりの青い鳥おまえがいるから 冷た...
  • おんな傘

    おんな傘

    なんて…あんたの背中はさ淋しい分だけ 温かい女が広げた 情けの傘は夢見る男にゃ 狭すぎる行って行って しまうのね路地に転がる おんな傘なんて…あんたのその瞳(め)はさ悲しみ抱いても 綺麗なの世間に隠れた 小さな傘でお酒と一緒に 雨やどり酔って酔って しまいましょ夜に濡れてく おんな傘なんて…あんたの言葉はさ不器用まじり...
  • 紅蓮の花

    紅蓮の花

    咲けば夜風に 散らされる泣けば涙が 頬を焼くどうせあなたの 心には住めるはずない 水の花恋はうたかた 紅蓮の花よ言えば誰かを 迷わせる酔えば嵐が 胸に吹く赤い夕陽が 落ちる頃ひとり咲いてる 空(あだ)の花逃げる幸せ 紅蓮の花よ恋のなきがら 埋めるたび胸に故郷の 雪が降るいつか都会の 濁り水飲んで命も やせた花夢はいつ咲...
  • アカシア雨情

    アカシア雨情

    時を知らせる 別れの鐘が鳴りやむまでは 抱いててほしい北の女の 凍える胸にあなたは春の 陽だまりでした見上げれば アカシアが雨に震えて 泣いている北の大地を 流れる風にどこか似ている あなたのにおいいつか戻って 来る旅人の安らぐだけの 止まり木でいい手のひらで アカシアの花が静かに 泣いているあなたなしでも 季節は巡る...
  • 愛子のソーラン節

    愛子のソーラン節

    網を引け引け 網を引けまだまだ引け引け どんと引け銀の鱗に金の波 風切る船は宝船ヤーレンソーランソーランソーランソーランソーラン沖の鴎がヨー 見惚れて啼いてヨー海の男のヨー 心意気ヤサエーエンヤーアアサーノ ドッコイショ汗を拭け拭け 汗を拭け拳で拭け拭け ぐいと拭け度胸ひとつで荒海へ 嵐も黙る腕は鳴るヤーレンソーランソ...
  • ふたり花

    ふたり花

    かわす目と目で 話ができるそれが夫婦(めおと)と いうけれど暗い夜道を 手をとりあって越えたなみだの 水溜まりありがとう…おまえはおれの 俺の 恋女房好きと好きとが 六畳一間明日(あす)を夢見て 生きてたね苦労ばっかり おまえにかけて折れて消えそな うすい肩ごめんな…おまえはおれの 俺の 命だよ長い歳月(としつき) い...