前田俊明
「1551」釧路の駅でさようなら
いつも貴女(あなた)が つけていた口紅いろの 赤い灯が晩歌の街に 滲む頃霧笛の音も 泣くような釧路の駅でさようならああ さようならなみださしぐみ 振り返るアカシヤ並木 花がちるいつまた逢える 君なのか手と手をかたく 握りしめ釧路の駅でさようならああ さようならさらば無事でと 身を寄せる二人をはなす 夜の汽車いのちの炎 ...下津井・お滝・まだかな橋
備前、瀬戸内、下津井港北前船が港に入るにしんは要らんよあんたが欲しい箱の枕を鳴らせておくれ早く その橋 渡っておいでまだか まだかで 一年待ったまだかな橋よ備前、瀬戸内、下津井芸者「汐のお滝」たァ あたいのことさ鬢付け油の 島田が揺れりゃどんなお方も骨抜き鯛さ早く その橋 渡っておいでまだか まだかで あんたを待ったま...